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投稿日:2025.6.17

矯正終了後、後戻りを防ぐリテーナー(保定装置)はいつまでつけるのか?

こんにちは。新宿歯科・矯正歯科です。
ようやく矯正装置が外れ綺麗な歯並びとご対面となった日、
ここからはリテーナーと呼ばれる保定装置の存在があることを知っている方はどのくらいいるでしょうか。

歯列矯正には後戻りといって歯が元の位置に戻ろうとする現象が起こります。
せっかく理想の形に並んだのに、また治療前のように戻ってしまってはショックどころではないと思います。
それを防ぐために必要不可欠なのがリテーナーになります。
では実際にリテーナーは本当に必要なのか、その場合どのくらいの期間つけていればいいのかご説明していきたいと思います。

★矯正後の後戻りって何?リテーナー(保定装置)の重要性とは★

リテーナー(保定装置)はどんな装置?

リテーナー 保定装置 固定式 矯正後戻り マウスピース型

リテーナーには大きくわけて可撤式と固定式があり、その中でもいくつかの種類にわかれています。
ここでは実際に使われる代表的なものを紹介していきますので、
それぞれのメリットとデメリットを比較しながら詳しくみていきましょう。

固定式リテーナー

主に前歯の裏側にワイヤーを固定して後戻りを防止する方法です。
ほとんどが金属製のワイヤーを使いますが透明なプラスチック製もあります。自
分で取り外しをする必要がないので装置の管理や決められた装着時間を気にすることなく後戻りを防ぐことができます。

歯の裏側につけるので目立つこともなく発音や食事の時の違和感等も気になることは少ないでしょう。
保定力も強いため安心して日常生活を送ることができます。

ただしワイヤーの固定により歯磨きがしづらくなるのが大きなデメリットになります。
唾液による自浄作用が働きやすい場所ですが、
ワイヤーのおうとつ部分も注意して磨かなければ虫歯や歯肉炎のリスクも高くなります。
また、咀嚼の衝撃によってワイヤーが外れてしまうことがあるため、
その際には受診して付け直してもらわなければいけません。

マウスピース型のリテーナー(保定装置)

矯正治療にもマウスピース型があるように、リテーナーにもマウスピース型の物があります。
透明なプラスチックを使用するため目立ちにくく、自分で着脱も簡単にできます。
食事や歯磨きの時は外すことができるため、リテーナーによって歯磨きがしにくくなる心配もありませんし、
なによりも食事を普段通り楽しめることは最大のメリットといえます。
マウスピース型で歯列矯正をしていた方であればより煩わしさを感じることは少ないと思います。

ただし、完全に自己管理下で後戻りを防ぐことになるため使用をサボったり忘れたりすればその分後戻りはしてしまいます。
最低でも1日20時間の装着が必要ですので自己管理がしっかりできる自信のある方は最適なリテーナーとなるでしょう。
また、夜間の装着も必要なため食いしばりや歯ぎしりが強い方は破損の可能性があります。

夜間の歯ぎしりは自分ではわからないと思うので、歯科にかかって歯の状態を確認してもらいましょう。
専門医が診察すれば歯ぎしりの状態は大抵の場合わかると思います。

プレート型のリテーナー(保定装置)

プラスチックとワイヤーを併用した装置がプレート型リテーナーと呼ばれています。
歯の表面にワイヤーが通り、歯の裏側から上顎にかけてプラスチック製のプレートが置かれることで
安定のとれた保定効果が期待できるのが特徴です。
壊れやすい部分は金属ワイヤーを使うことで耐久性も優れているため壊れにくいメリットもあります。
自分で取り外しができるのでマウスピース型と同様に食事や歯磨きの時は外すことができます。

最大のデメリットといえば歯の表面に通るワイヤーが目立つという点です。
歯列矯正のようにブラケットが装着される訳ではないので治療中に比べればスッキリ感じるのですが、
ワイヤーが通る分普段の印象とは違ってくることは避けられません。
さらに、安定した保定効果が得られる分、装置に慣れるまで時間がかかったり痛みが出る場合があります。
ほとんどの場合は慣れてきて違和感なく使用できるようになりますが、
他の保定装置に比べて違和感がでやすいことが挙げられます。

保定装置はどのくらいの期間つけていればいい?

保定装置 着用時間 後戻り防止 リテーナー

保定装置がどのようなものかお分かりいただいたところで、
どのくらいの期間装着していればいいのか気になるかと思います。

実際に後戻りは必ずと言っていいほど起こり得る現象になります。
そのため歯列矯正期間とリテーナーを使う期間は合わせて考えておくといいでしょう。
おおよそ2〜3年の間は保定装置の使用が必要だと言われています。
目安として歯列矯正にかかった年月分は最低でも保定する期間が必要とされています。
言い換えれば矯正期間よりもリテーナーを使う期間の方が長くなると考えてもいいかもしれません。

歯そのものは動きを止めることはありません。
歯周病や加齢と共に歯の移動は一生続きます。食いしばりや歯ぎしりによって歯への負担も人によって違うため、
リテーナーに加えて歯の健康を保つことも後戻り防止には必要になります。

定期的に歯科検診に行ったり、夜間の歯ぎしりがみられるのであれば歯を守るための夜間マウスピースを作るのもおすすめです。
歯ぎしりを食い止めることは歯だけでなく顎への負担も軽減させることができます。

これらのことからリテーナーは一生使い続けても問題なく、
ずっと使い続けることで歯の後戻りだけは永遠に防ぐことができます

ただ、そうはいってもプレート型リテーナーを使っている方は見た目の問題がずっとつきまとうことになりますので
専門医と相談しながら予定がない日は装着するなど時間を短くしながら予防していくといいでしょう。

保定装置を使わないとどうなる?

保定装置の種類 リテーナー 矯正後の後戻り防止 使用しないとどうなる

特に矯正装置が外れた直後は歯が元の位置に戻りやすいことがわかっています。
そのため、装置が外れたその日からリテーナーを使うことをおすすめします。
仮に1日でもリテーナーを使わなかった場合、微量ですが歯が動いてしまうといっても大袈裟ではありません。

歯の移動には歯を支える骨とその間にある繊維が関係しています。
リテーナーをしっかり2〜3年使い続けている間に骨の再形成と繊維がしっかり固定された状態になっています。
そうなれば目安期間が過ぎれば少しずつ時間を短くしても大丈夫なようになっています。

あるデータによると歯列矯正を行って10年経つと、完全な歯並びのままでいる人は全体の30%であるといわれています。
それだけ歯の移動は生きている限り避けられないものになります。
よって矯正治療後のリテーナーの重要性はかなり高い物となります。

ここでリテーナーの費用について少し説明していきます。
医院によって最初からリテーナーの費用が含まれているところもありますが、
歯列矯正が終わった後に追加で支払いが必要になる場合もありますので事前に確認しておくといいでしょう。

リテーナーの種類によって多少変わってきますが、およそ1〜6万円程度が相場となっています。
なかでも歯の裏側に装着するワイヤー型は技術が必要になるためやや高めの設定になっていることがあります。
さらにプラスチックとワイヤーの2種の材料を使ったプレート型もマウスピース型に比べて高価になることがあります。

矯正治療の費用からすると安心できる価格にはなっていますが決して安いものではありません。
長い期間使用するものですので自分のライフスタイルにあったものを選ぶといいでしょう。

矯正終了後、後戻りを防ぐリテーナー(保定装置)はいつまでつけるのか?まとめ

保定期間 リテーナー 矯正後の後戻り 保定装置重要性

いかがでしたでしょうか。リテーナーを装着する期間を聞いて肩を落とした方もいるかもしれません。
ただ、歯列矯正を決断された方はそれなりに覚悟をし治療を乗り越えてきた方だと思います。
治療による効果も感じていると思いますので、
その努力を台無しにしてしまわないよう習慣のひとつと捉えていただけたらと思います。

我々、新宿歯科・矯正歯科も患者さまの気持ちに寄り添いながら、
今後も専門医として高い治療を提供できるよう努力を重ねていきたいと思います。

★矯正治療終了後も終わりじゃない?保定期間の通院について★

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