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投稿日:2023/05/31
健康保険が適用されるかも?顎変形症の費用について
皆様、こんにちは🌊
新宿歯科・矯正歯科です!
皆さんは「顎変形症(がくへんけいしょう)」という言葉を聞いたことがありますか?
顎変形症は、あごの形が正常と異なる状態のことで
歯並びや噛み合わせに大きな悪影響を与えてしまうことがあります。
歯並びと噛み合わせを治すには歯列矯正や外科矯正が必要になりますが、
顎変形症と診断された場合、
健康保険が適用になる可能性があります。
そこで今回は「健康保険が適用されるかも?顎変形症の費用について」を解説します。
顎変形症とは?
冒頭でも解説した通り顎変形症はあごの形が正常と異なる状態を指します。
たとえば、以下のような症例が挙げられます。
・左右どちらかにあごか大きくズレている
・下あごが大きく前方に突出している(しゃくれ)
・上あごが大きく前方に突出している(出っ歯)
・噛み合せたときに、上下の前歯が開いている(開咬)
顎変形症は、見た目だけでなく、咀嚼(そしゃく)や発音にも影響を与えることがあります。
原因は遺伝による影響が大きいと言われていますが、
はっきりと解明されていません。
また口呼吸や指しゃぶり、成長期の外傷などによる影響もあると考えられています。
顎変形症の治療は健康保険が適用される?
顎変形症は、日常生活に支障をきたす場合があるため
治療が必要になります。
軽度の場合は歯列矯正で改善が見込めますが、
重度の場合、歯列矯正と併用してあごの骨を整える手術が必要です。
これらの治療は基本的に自由診療ですが、
以下の条件を満たすと保険適用になります。
〇顎変形症による噛み合わせの異常がみられること
〇「顎口腔機能診断施設」に受診すること
また、保険適用の場合は、保険のルールに従った手順で治療を行わなければなりません。
外科矯正を行う場合は術前矯正で歯並びを整えてから手術を行い、
術後矯正を行います。
そのため、手術を先に行う「サージェリーファースト」は保険適用外です。
また、保険による歯列矯正はワイヤー矯正(表側)のみで、
裏側矯正やマウスピース矯正は保険適用外になります。
顎変形症の治療費はいくら?
顎変形症の治療費は、使用する装置や症例、
歯科医院によって異なります。
ここでは治療費の目安を紹介します。
〇表側矯正:約60万~130万円
〇裏側矯正:約100万~170万円
〇マウスピース矯正:約60万~100万円
〇外科矯正:約200万~300万円
保険適用の場合は、手術前後の歯列矯正や入院費を含め約60万~80万円です。
ただし、保険治療は、お口の機能回復を目的としているため、
歯並びや噛み合わせの改善に焦点を当てていることが多いです。
一方、自由診療は歯並びと噛み合わせに加えて、
口元の美しさや顔貌改善を追求した外科矯正が受けられます。
まとめ
顎変形症により歯並びや噛み合わせに問題が生じている場合は、
保険適用で治療することができます。
もし顎変形症による歯並びや噛み合わせの問題に悩んでいる場合は、
まずは歯科医師と相談し、適切な治療方法を検討しましょう。
当院での治療は自由診療になりますが、口元やフェイスラインの美しさを考慮した外科矯正を受けることができます。
無料相談を行っていますので、お気軽にご相談ください。