menu
close

矯正基礎ガイド

guide to basic orthodontics

歯並びを改善したいとお考えの方へ

近年、歯列矯正に関する情報が手に入りやすくなってきました。ただし、矯正治療にはさまざまなアプローチやスタイルが存在し、歯科医によっても治療方法は異なる場合があります。
ここでは、矯正治療を希望する方々が、矯正治療に関する基礎知識を得るきっかけとなるよう、情報をまとめました。
より詳細な情報をお求めの方は、各治療方法や専門の記事、よく寄せられる質問ページをご覧いただくことができます。また、無料のカウンセリングもお気軽にご利用ください。

what is orthodontics?

歯列矯正とは?

矯正治療は、歯にワイヤー装置やマウスピース型の装置を取り付け、適度な力をかけることで歯並びを逐次的に整える治療法です。
この治療では、歯の外見だけでなく、咬み合わせの調整も重要視されます。

things to know

歯並びについて知っておくべき5つのこと

どんな歯並びでも治せる?

矯正治療により、歯の配置の乱れや前出し・隙間のある歯、かみ合わせの問題である不正咬合など、さまざまな課題を改善することが可能です。

出っ歯(上顎前突)

上の前歯部分が飛び出た歯並び。

がたがた(叢生・乱杭歯)

歯並びが全体的に乱れており、八重歯も含まれます。

すきっ歯(空隙歯列)

歯の間に隙間が生じる歯並びや、前歯の間に生じる正中離開(前歯の間が開いてしまうこと)が見られます。

受け口(下顎前突)

下の前歯部分や顎が前方に突出した歯並びがみられます。

開咬(オープンバイト)

前歯の噛み合わせが合わず、上下に隙間が生じている歯並びがあります。

過蓋咬合(ディープバイト)

かみ合わせが深く、上の前歯が下の前歯を隠してしまう歯並び。

歯並びが悪くなる原因は?

歯並びやかみ合わせが悪くなる要因は多岐にわたりますが、主に以下のような要因に分類されます。

  1. 顎の骨の発育不良
  2. 骨格・歯の大きさなどの遺伝
  3. 口呼吸、頬杖、唇噛み、舌癖などの癖(態癖[たいへき])
  4. 虫歯や歯周病で歯を失い、十分な治療を行なっていない

大人になってから歯並びが気になり始める場合、歯並びを悪化させる習慣や姿勢が原因として関与していることがあります。さらに、親知らずの生え方によっても歯並びに影響を及ぼすことがあります。

歯並びとかみ合うせが与える影響

歯並びやかみ合わせの問題は、一般的に見た目(審美性)の面から考えられがちですが、実際には機能面にも悪影響を及ぼすことがあります。歯並びやかみ合わせが乱れていると、噛む、話す、呼吸するなどの機能にも不具合が生じることがあります。

  1. 口元の見た目が良くない(でこぼこ・口ゴボ)
  2. 虫歯や歯周病になりやすい(歯が重なり合って清掃が難しい)
  3. 咀嚼がうまくできない
  4. 口呼吸になりやすい(出っ歯や開咬などの場合)
  5. 滑舌に苦労する
  6. かみ合わせの悪化により、顎に負担がかかり、顎関節症を引き起こす

きれいな歯並びになるには?

歯並びを改善するためには、一般的に矯正治療と審美治療の2つの方法があります。

矯正治療

先述したように、矯正治療は歯に力を加え、歯の根元から位置を整えていく治療方法です。骨は力が加わると変化する性質を持つため、このメカニズムを利用して歯並びを改善します。
大人の矯正治療では、様々な種類の矯正装置が使用されます。以下には主に使用されるものの一部が挙げられます。

リンガルブラケット装置

目立ちにくい裏側矯正

マウスピース型装置

アライナー型装置・透明で取り外せる

マルチブラケット装置

表側・セラミックの白いブラケットなど

マルチブラケット装置とは、歯の表面に取り付ける金属製のブラケットとワイヤーで構成される装置です。これまで歯の表面に装着する装置は存在していましたが、最近では大人の矯正治療において、歯の裏側に取り付けるリンガルブラケット装置の人気が高まっています。
さらに、比較的新しい矯正装置としてマウスピース型装置があります。透明で目立ちにくく、取り外しが可能な特徴を持ち、従来の矯正装置に比べて心理的なハードルが低い傾向があります。

審美治療(セラミック矯正)

主に前歯の領域を中心に、セラミック製の歯で天然歯を置き換えることによって、歯並びを整えることができます。
この方法では、歯の色や形の悩みも解消することができますが、天然歯を大幅に削る必要があるため、慎重に検討する必要があります。

もっと知りたい方へ

矯正治療のメリット

矯正治療には、審美的な面だけでなく機能的な面にも大きな利点があり、さらにそれらのメリットは心理的な面にも多くの影響を与えることがあります。

  1. 歯・口元の見た目の改善
  2. かみ合わせと顎関節の改善
  3. 虫歯・歯周病などの予防
  4. 咀嚼機能・発音の改善
  5. 口が閉じない問題や口呼吸の改善
  6. 歯並びや口元に自信がもてる

basic knowledge of orthodontics

矯正治療の基礎知識

矯正治療を開始する年齢・時期

矯正治療の時期ですが、大きく分けて小児矯正と大人の矯正に分けられます。

小児矯正では、成長に合わせて、骨格へのアプローチを行なっていくが特徴です。
歯に装着する矯正装置をつけて治療ができるのは、永久歯が生え揃う頃からですが、大人であれば、年齢での制限は基本ありません。近年では、20代・30代での矯正治療が増えてきています。

ただし、歯や歯の周辺組織が健康であることが必要となります。

大人の矯正のタイミング

いつ始めてもいいとなると、難しいのが矯正治療を始めるタイミングです。

人それぞれ、歯列矯正のきっかけは違いますが、成人式・結婚式の前や、留学、就職活動など大切なイベント前に矯正治療を完了させたいと考える方が多いです。

矯正治療には時間が必要ですので、目標から逆算して治療を始める必要があります。

  1. 進学・留学前
  2. 就職活動・転職活動の前に
  3. 成人式の前に
  4. 結婚式やブライダルフォトの前に

矯正治療の期間は?

矯正治療にかかる期間は、症状による差・個人差・矯正方法による差があります。

軽微な症状(前歯の一部だけなど)だと数ヶ月〜1年程度、上下のかみ合わせも含めた矯正治療では、1年半〜2年半が目安となります。

矯正治療後には動かした歯を安定させる「保定期間」が必要で、その間は歯を安定させるための保定装置(マウスピースなど)を装着します。この保定期間は矯正治療にかかった期間+αとなります。

矯正治療をこれから始めたいと思っているみなさん、矯正治療についてイメージが湧きましたか?

実は多くの歯並びを矯正治療で改善することができます。

ただし、矯正治療を成功させるためには、矯正方法の選択やクリニック選びが大切です。矯正治療に興味を持った方は、「矯正方法・費用・期間・医院選び」もご覧ください。

患者様の満足度調査を実施しております。

少しでも患者様にとってより良い⻭科医療を提供するため、第三者機関のNPO法人 日本⻭科医療評価機構に依頼をし、患者様の満足度調査を行っています。患者様の率直なご意見をいただき、改善すべき点は真摯に受け止めていきたいと思っています。当院には患者様の個人情報は一切伝えられませんので、是非、皆様の忌憚のないご意見をお聞かせください。

NPO法人 日本⻭科医療評価機構の調査結果は以下バナーよりご確認ください。


日本⻭科医療評価機構がおすすめする東京都新宿区・新宿駅の⻭医者・新宿歯科・矯正歯科の口コミ・評判

※日本⻭科医療評価機構とは日本⻭科医療評価機構は、ネットで⻭医者を検索してみたが、どこに行けばいいか分からない、診療時間や場所のメリットだけではなく、本当に信頼して通える⻭医者を探したい、そんな患者様のために本当に信頼して通える⻭科医院を評価・認定することを目的とした組織です。