投稿日:2025.12.3
矯正後に冷たいものがしみる…知覚過敏の可能性とケア方法
皆様、こんにちは。新宿駅より近くの大安ビル8階にある【新宿歯科・矯正歯科】です。
矯正治療を終えて歯並びが整って嬉しいと感じている一方で、
「歯がしみる……」と悩んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで今回は、矯正中または終了後に歯がしみる理由や、
知覚過敏の対処法やセルフケア、一般歯科の検査などを解説します。
目次
矯正中に歯がしみるのはなぜ?

矯正治療中に歯がしみるのは歯の移動による歯ぐきの位置の変化や歯根膜への刺激が考えられます。
矯正中に歯がしみると悩まれている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
一般的には、矯正治療中に歯ぐきがしみる場合は一時的なことが多いため
そこまで深刻に考える必要はないのですが、原因を詳しく知っておくことが大切です。
歯ぐきの位置が変化する
矯正治療は歯を動かすための治療のため、歯や歯ぐきの位置関係も変化するのは普通です。
1ヵ月に歯は数mmしか動かないのですが、歯ぐきの位置も少しずつ歯並びに沿って変化します。
一時的であっても歯ぐきが下がると歯の根元が露出するためしみることもあるのです。
歯の根元は象牙質と呼ばれる層でできており、普段見えている歯の表面のエナメル質という硬い層ではありません。
象牙質には象牙細管と呼ばれる刺激を神経に伝える役割のある目に見えない管があるため、
象牙質が露出しているとしみてしまうのです。
歯根膜への刺激
歯の周りには歯根膜と呼ばれるクッションの役割をしている膜が存在します。
そして、矯正治療中は歯根膜への刺激が大きくなり、しみる症状がでることがあります。
たとえば、歯を後方に動かす場合は動かす歯の手前は歯根膜が引っ張られて、歯の奥は歯根膜が縮みます。
この歯根膜の伸び縮みにより、歯の前方や後方の顎の骨を作り出したり、
溶かしたりする骨のリモデリングが起こることで歯を適切な位置に安定させることができるのです。
矯正治療中の一時的な知覚過敏のことが多いため様子を見ましょう。
知覚過敏の可能性も
矯正治療後に冷たいものがしみる場合は、知覚過敏の可能性もあります。
一過性の痛みのことがほとんどですが、生活に支障がでることもありますので
早めにかかりつけの歯科医院に相談にいきましょう。
知覚過敏の症状
知覚過敏になると、
・冷たいものがヒヤッとしみる
・空気を吸うと歯がしみる
・甘いものがしみる
といった外部刺激による一過性の痛みを伴います。
一過性の痛みのため、徐々に矯正治療後でも時間が経つと症状が落ち着くことがほとんどです。
知覚過敏になる原因

知覚過敏の症状がでる原因は、歯の内面にある象牙質が露出していることが考えられます。
たとえば、以下のような理由で象牙質が露出してしまうことが考えられます。
ブラッシング圧
ブラッシング圧とは、歯磨きをする際にかかる圧力のことです。
適切なブラッシング圧は150~200gと分かっています。
ブラッシング圧が弱いと、歯の表面の汚れ、歯と歯の間に詰まった食べかすを取り除きにくいといったデメリットがあります。
反対にブラッシング圧が強いと歯の表面や歯ぐきを傷つけてしまうことがあります。
その結果、歯ぐきが下がり象牙質が露出して知覚過敏になってしまうのです。
そのため、ブラッシング圧が弱いのか強いのかチェックしてみましょう。
歯ブラシの毛先が1ヵ月以内に広がってしまう方はブラッシング圧が強いリスクがありますので注意しましょう。
食いしばり
食いしばりは知らず知らずのうちにしている方がほとんどです。
食いしばりはご自分の体重以上の力が歯にかかり続ける状態です。
そのため、歯だけではなく歯を支えている歯根膜や歯ぐきにも悪影響を及ぼします。
結果的に歯ぐきが下がり知覚過敏が引き起ることがあります。
エナメル質のすり減り
エナメル質は身体の中でもとても硬い質でできているのですが、
ブラッシング圧や食いしばりをするとエナメル質がすり減るリスクがあります。
歯ぐきが下がり象牙質が露出するだけではなく、
歯の表面であるエナメル質が削れてしまい内部にある象牙質が露出することがあります。
歯の先端が平らになっていると感じている方は、
エナメル質のすり減りが考えられますので早めに歯科医院を受診しましょう。
一時的なしみる状況と危険なしみる状況の見分け方

矯正治療後に歯がしみる場合は、一時的なケースと危険なケースがありますので見分け方を紹介します。
一時的なケース
歯のしみるのが一時的な場合は、ひやっと一瞬だけ歯がしみるようなケースです。
矯正治療後は、歯を動かしたため歯ぐきの位置が安定しておらず
一時的に象牙質が露出していることで知覚過敏を引き起こすことがあります。
危険なケース
危険なケースは、歯がしみてから長時間痛みが続く場合です。
一時的なしみる痛みではなく、何もしていないときも冷たいものや
温かいものがしみる場合は他の病気かもしれません。
とくに熱いものがしみるようになったら、虫歯になり根元に膿が溜まっているケースや
根元に細菌が溜まり歯根炎になっているリスクも考えらえます。
また、しみる歯が特定の部分となると虫歯や歯周病の可能性が考えられます。
いつも同じ歯が痛いのか、どれくらいの間痛みが続くのかをチェックしてみましょう。
歯がしみる場合の対処法とセルフケア

矯正治療後に歯がしみる場合の対処法は以下があります。
しみ止め薬の塗布
まずは、歯がしみる場合はむし歯の可能性もあるためすみやかに歯科医院を受診しましょう。
知覚過敏の場合は、しみ止めの薬を歯に塗布することで症状を緩和することが可能です。
歯科医院によって様々なしみ止めの薬があり、
一度で改善されることもあれば数回通院して改善されることもあります。
知覚過敏用歯磨き剤
知覚過敏とわかったら、セルフケアも見直すのがおすすめです。
知覚過敏用の歯磨き粉に変更してみましょう。
象牙質にある象牙細管から神経に刺激が伝わりにくくするように
ブロックする薬用成分が含まれているため、徐々に知覚過敏の症状が和らぐでしょう。
強いブラッシングを避ける
強いブラッシング圧で磨いている場合は、意識してセルフケアを行いましょう。
歯ブラシは鉛筆をもつように握る(執筆状)と無駄な圧が歯や歯ぐきにかかりにくいです。
反対に歯ブラシをすべての指で握るように持つと知らず知らずのうちに圧が強くなる傾向があるので注意しましょう。
すでに歯ぐきが下がっている、歯周病になっていることで知覚過敏が引き起っているのであれば、
歯ブラシの毛先はやわらかいものに変更するのがおすすめです。
毛先がやわらかいと圧がかかりにくく、歯ぐきの内側や歯と歯の間の汚れも落としやすいです。
一般歯科での検査・治療が必要な場合

危険なしみ方であれば、早めに一般歯科を受診しましょう。
一般歯科では知覚過敏が原因なのか、虫歯あるいは歯根吸収なのか、
もしくは歯周病に罹患しているのかなど精密な検査を行います。
レントゲン撮影や歯ぐきの検査、視診や触診などで原因を突き止めることが可能です。
そして、適切な治療を受けることで歯がしみる症状は改善されるため、放置せずに最後まで通院しましょう。
矯正後に冷たいものがしみる…知覚過敏の可能性とケア方法まとめ
矯正治療中は、歯がしみることはしばしば引き起ります。
ただし、歯を動かしたときの歯根膜や歯ぐきの変化のことがほとんどで、矯正中のしみは多くが一時的です。
一時的ではあっても生活に支障がでている場合は早めに歯科医師に相談しましょう。
また、矯正治療後も長時間しみることがあったり、いつも同じ場所だけがしみる、
我慢できないほどの痛みがあったりすれば、早めに一般歯科を受診して適切な治療を受けましょう。
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