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投稿日:2025.5.27

矯正中のゴム掛け(顎間ゴム)をさぼってしまうとどうなるの?矯正のゴム掛けの注意点とは?

こんにちは!新宿歯科・矯正歯科です★

歯列矯正中に「ゴム掛けをしてください」と言われているけど、つい忘れてしまったり、
面倒でさぼってしまったりしたことはありませんか?

ただし、この“ゴム掛け”は見た目には地味でも、矯正治療の仕上がりに大きな影響を与える非常に重要な役割をします。
そこで今回は、ゴム掛けの役割、さぼったときに起こる影響、
正しく続けるためのコツや注意点
について、わかりやすく解説します。

ゴム掛け(顎間ゴム)ってなに?

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矯正中の「ゴム掛け」とは、上下の矯正装置(ブラケットやアタッチメント)にかけて使用するゴムのことです。
正式には「顎間ゴム」と呼ばれ、歯の移動だけでなく、上下の噛み合わせや細かい歯の調整に使用します。
このゴム掛けは、患者様自身で行ってもらうため、患者様の協力が治療の成果に大きく関係してくる工程です。

★矯正治療でつかうエラスって何?★

ゴム掛けの目的

・噛み合わせ(咬合)を整える
・正中(前歯の中心)を合わせる
・歯の隙間を埋める
・治療期間の短縮
・歯列のバランスの調整

ゴム掛けは、矯正治療の後半で行われることが多いですが、上記のような目的があります。
矯正装置だけではできない「微妙な力のコントロール」をゴムで補う、とても繊細な役割を担っているため、
きちんとゴム掛けをすることが矯正治療の成功に関係してきます。

★矯正のゴムかけは必要?★

ゴム掛けをさぼるとどうなるの?

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噛み合わせが整わない場合がある

矯正治療は「歯並びを整える」だけでなく、「しっかり噛める口にする」ことも目的です。
ゴム掛けは噛み合わせのバランスを整える時に行われることが多いですが、ゴム掛けを怠ると、
上下の歯の噛み合わせがきちんと整わず、後戻りや不安定な噛み合わせにつながる可能性があります。

顎関節に負担がかかる場合も

歯列が整っていると、見た目はキレイに見えるため、満足してしまう場合があります。
しかし、噛み合わせが不安定なままだと、顎関節(あごの関節)に偏った負担がかかりやすくなると言われています。
口が開きづらい、カクカク音が鳴る、痛みがあるなどの不調(顎関節症)を引き起こすリスクにもなります。
最終的に噛み合わせがきちんと整うまでゴム掛けを行いましょう。

治療が予定通り進まなくなる

ゴムを指示通りにかけないと、歯や顎が正しい位置に動かず、治療が計画通りに進まなくなる場合もあります。
結果として、治療期間が延びたり、仕上がりに影響が出てしまったりすることもあり、患者様の負担になります。

さぼっている期間が長いと、つけた時に痛みが出やすい

ゴム掛けができない時間が増えると、その分矯正力がかからない時間があります。
そうすると、歯が元の位置に戻ろうとする働きで、ゴム掛けを再開した時に痛みや違和感が出やすくなります。
継続してつけていると、慣れてくることが多いでしょう。

ゴム掛けの正しい使い方

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正しいゴム掛けを覚えましょう

矯正中のゴム掛けは患者様自身で行っていただく必要があるため、
食事や歯磨きの際に取り外してまたゴム掛けをする必要があります。
矯正のフックにゴムをかけて、ゴムをゆっくり伸ばし、もう1つのフックにゴムをかけます。
ゴムが掛けにくい場合には、補助する器具(エラスティックホルダー)もありますので、
慣れるまで使用するとスムーズにゴム掛けができるでしょう。

ゴムかけの位置は歯科医の指示通りにしましょう

・上の犬歯から下の奥歯(クラスII)
・上の奥歯から下の犬歯(クラスIII)
・両側の前歯同士で引っ張る(正中合わせ)など目的や症例によって装着位置が異なります

そのため、歯科医師の指示通りの正しい位置にゴムをかける必要があります。

ゴムの交換は1日1〜2回が目安

ゴムは劣化しやすいため、交換が必要です。
歯科医師の指示に従って交換が必要ですが、一般的には1日1~2回程度交換します。

原則:朝・夜の1日2回交換(歯科医師の指示があればそれに従う)

切れたり、伸びたりしたと感じたらすぐに交換しましょう。
この時、左右両方交換するようにして下さい。

新しいゴムと使用していたゴムで細かい力が変わってしまう場合があります。
左右均等の力をかけるために、交換のタイミングは同じ時にしましょう。

ゴムを装着するときの手順

1.手を清潔にする(食後などは石けんで手洗い)。
2.鏡を見ながら、左右対称にかけます。
3.ゴムのフック(ブラケットやボタン)にきちんとかかっているか確認し、しっかり引っ掛ける。

 ※ 食後は歯みがき → ゴムかけを習慣にしておくと、忘れにくくなります。

ゴム掛けを続けるコツ・よくある悩み

「大事だとは分かっていても、忘れてしまう……。」
「面倒でつけていない……。」そんなケースの患者様もいるのではないでしょうか。
そこで、できるだけ続けやすくするためのコツをご紹介します。

忘れないように「習慣化」する

通勤・通学前にチェックをする習慣をつける

出かける前に荷物を確認するように、ゴム掛けができているかどうかを確認しましょう。

スマホのリマインダーを活用

食事の時間が終わる頃にスマホのリマインダー機能をつけておき、忘れるのを予防しましょう。

ゴムが切れてしまう・なくした場合

外出時は予備のゴムを常に持ち歩くと安心です。
切れた時やいつの間にかなくなった時に対応できます。
ゴムが切れたり、うまく装着できなかったりする場合は、放置せず早めに医院に連絡しましょう。

ゴム掛けで痛みが出た時の対処法

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やわらかい食事にする

ゴムかけ中の痛みが強いときは、歯が動くことで一時的に痛みが出ている可能性が高いです。
徐々に慣れてくることが多いですが、硬い物を食べると刺激になり、痛みが出る場合があります。
そのため、硬いものや噛みごたえのある食事を避けることで負担を軽減できます。

痛み止めの服用

ゴム掛けを始めた時の痛みは徐々に落ち着いてくることが多いですが、
痛みが強い場合には、痛み止めを服用して対処する方法もあります。
2~3日をピークに徐々に落ち着いてくることが多いため、痛み止めを減らしていくようにしましょう。
継続する場合は、ほかに原因がある可能性がありますので、一度歯科医院に相談してみましょう。

軽度の痛みの場合には冷やす

頬の外側から冷やしたタオルや冷却ジェルシートで軽く冷やすと、炎症が和らぐこともあります。

※痛みが歯の根本的な異常から来ている場合は逆効果のこともあるため、継続的な痛みには注意が必要です。

装着を続ける(慣れを待つ)

痛みは通常2~3日で自然に和らぐことが多いです。
「痛いから外す」を繰り返すと、かえって治療が進まず、痛みが長引く原因になる場合もあります。
痛みのある時期でも指示通り装着を継続すると慣れてくることが多いため、
装着を続けることが治療計画通りに進むポイントになります。

 歯科医院に相談する

徐々に慣れてくるゴム掛けですが、ゴムの力が強すぎたり、装着位置が間違っていたりする可能性もあります。
数日経っても痛みが引かない場合や、腫れ・噛みにくさ・発音障害などが気になるときは、
すぐに歯科医院に相談しましょう

矯正中のゴム掛け(顎間ゴム)の注意点まとめ

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ゴム掛けは“最終仕上げ”のカギになります。
矯正治療の中でも、ゴム掛けは噛み合わせを整える最終段階でのとても大切なステップです。
見た目の歯並びが整ってきても、ゴム掛けをさぼってしまうと、
正しい噛み合わせが得られず、矯正の効果が不十分になってしまうことがあります。

面倒に感じることもあるかもしれませんが、数ヶ月~1年程度の期間をしっかり守ることで、
正しい噛み合わせのバランスになるでしょう。

新宿歯科・矯正歯科では、患者様がスムーズに矯正治療ができるようサポートさせていただきますので、
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