投稿日:2025.12.17
スポーツ・楽器演奏・趣味と矯正治療―アスリート・プレーヤーのための矯正治療ガイド
こんにちは!新宿⻭科・矯正⻭科です。
「矯正治療を始めたいけれど、スポーツや楽器の演奏に影響は出ない?」そんな不安から、
矯正治療を始めることを迷うアスリートやプレーヤーの方は少なくありません。
実際、矯正中の違和感・口内の擦れ・発音の変化など、活動内容によって気をつけたいポイントがあります。
しかし、適切な装置選びや治療計画を立てることで、スポーツも趣味も続けながら矯正を進めることは十分可能です。
本記事では、スポーツや楽器演奏など、アクティブに活動する方が
矯正治療を始める際に知っておきたいポイントや注意点をわかりやすく解説します。
目次
活動型ライフスタイルと矯正治療—考えるべきこと

痛み・違和感のピークはどれくらい?活動に支障は?
矯正中の痛みは、歯が動き始めた最初の数日がピークになることが多く、
多くの患者様は1週間ほどで慣れていきます。
スポーツや演奏に大きな支障が出ることはありませんが、食いしばりが強い競技や、口元をよく動かす演奏者は、
最初のうちは違和感を覚えやすい傾向があります。
ただし、装置に慣れた後は普段通りのプレーができるようになることも多く、慣れるまでの期間には個人差があります。
不安を感じている方は、担当医に相談することで痛みの少ない調整ペースに変更することも可能です。
大会・発表会など「時期に左右されるお悩み」
活動を続けながら矯正治療を行う場合、「始めるタイミング」も大切なポイントです。
ワイヤーを調整した翌日や新しいマウスピースを付け替えた直後は、
軽い痛みや圧迫感が出るため、重要なイベントの直前は避けたほうが安心です。
大会やコンクールの予定が決まっている場合には、早めに担当医に共有しましょう。
スポーツ・楽器演奏・趣味中の装置選び・通院スケジュールとは?

スポーツ・演奏など活動内容で異なる“装置選び”
スポーツの場合
スポーツ中は転倒や衝突が起こりやすく、矯正治療中は特に口内のけがや口内炎、装置の破損を防ぐ対策が必要です。
バスケットボールやラグビーなど、接触の多い競技では表側矯正は唇や頬を傷つけやすいことがあります。
衝撃による口内の外傷を抑えたい場合は、裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正が適しています。
また、激しい練習が続く時期には、調整を弱めてもらうなど、
あらかじめ歯科医師と治療計画を相談しておくと安心です。
管楽器演奏の場合
金管や木管楽器の演奏は、口の形や圧のかけ方、息のコントロールが音色に大きく関わるため、矯正装置の影響を受けやすいです。
装置を付け始めた直後は、唇や歯に当たることで音が出しづらい、発音が安定しないといった違和感が生じることがあります。
特に裏側矯正(舌側矯正)は舌の動きが制限されやすく、サックスやクラリネットなど、
舌で息の流れをコントロールする奏法(タンギング)を多用する楽器では慣れるまで時間が必要です。
違和感が気になる時期は、少しずつ練習量を増やすことで適応しやすくなります。
一方、マウスピース型矯正では、装着したままだと吹奏感や歯への圧に影響が出ることがあります。
演奏時に外すこともできますが、外しすぎると治療が進まないため、装着時間の自己管理が欠かせません。
練習方法や装置の使い方を工夫すれば、演奏と治療を無理なく続けられます。
矯正装置の種類と特徴

マウスピース型矯正(インビザラインなど)
マウスピース型矯正は、スポーツや演奏を続けたい方にとって、口の中を切るリスクが少なく、取り外しが可能です。
練習中のみ外したい演奏者にも適しています。
ただし、装着時間(1日20〜22時間)や計画に沿った交換、清潔に保つなどの自己管理が必要です。
衝撃とケガへの強さ
マウスピース型矯正はプラスチック製で取り外しができるため、
ワイヤー矯正よりもスポーツ時の口内のケガが起きにくい点が特徴です。
しかし、強い衝撃でマウスピース自体が割れたり傷ついたりすることもあります。
そのため、スポーツを行う際は外しておくと安全性が高まります。
運動後は、治療を進めるためにできるだけ早く装着し直すことが大切です。
発音への影響と慣れ方
装着直後は、舌先を使う発音が不明瞭になることがあります。
取り外しができるため、必要な場面では一時的に外すことも可能です。
多くの方は徐々に装置に慣れ、発音も自然に戻っていきます。
呼吸への影響とメリット
マウスピースは舌が上顎に収まりやすい設計になっており、鼻呼吸を促す効果があります。
口呼吸の改善は、口内の乾燥の予防に役立ち、風邪予防にもつながります。
ワイヤー矯正(表側・裏側)
表側矯正や裏側矯正(舌側矯正)などのワイヤー矯正は幅広い症例に対応でき、
難易度の高いケースでも安定した治療が可能です。
活動内容によっては、一時的に違和感や口内炎が気になることもありますが、多くは数日〜3週間ほどで慣れていきます。
また、スポーツや楽器演奏などとの相性もあるため、治療開始前に専門医に相談し、自分に合った矯正方法を選ぶことが重要です。
衝撃対策と口内の保護
ワイヤーやブラケットが唇や頬に当たりやすく、口内炎や擦れが生じることがあります。
気になる部分には矯正用ワックスを使用すると刺激を軽減できます。
発音への影響
裏側矯正は舌が装置に触れやすく、発音が不明瞭になりやすい傾向があります。
特に「さ行」の発音がしにくくなりますが、多くは1〜3週間で慣れます。
人前で話す機会が多い方は、鏡を使った発音練習で適応が早くなります。
呼吸が慣れるまでの期間
装置そのものが呼吸を妨げることはほぼありません。
むしろ、出っ歯や受け口などが改善され、前方に突出していた歯が正しい位置へ移動するにつれて、
口元のバランスが整い、鼻呼吸がしやすくなるケースもあります。
矯正治療開始にあたっての準備や注意事項

口内環境を整えておく
矯正を始める前に、虫歯、歯周病、親知らずの状態を確認しておくことはとても重要です。
矯正中は治療が難しくなるほか、親知らずが横向きに生えていると治療に悪影響が出ることもあります。
事前に必要な治療や抜歯を済ませておきましょう。
治療開始日を“忙しくない時期”にする
矯正装置をつけ始めた数日は、歯が浮くような痛みや発音のしにくさが続くことがあります。
大会や発表などでは集中しにくく、パフォーマンスに影響することもあります。
そのため、矯正をスタートする日は、練習量が少ない日や大切なイベントと重ならない時期を選ぶのがおすすめです。
矯正を計画的に進めるための注意事項
予定が多い時期や本番前には、担当医にスケジュールを伝えておくことで、
軽めの調整にしてもらうなど柔軟な対応が可能です。
また、違和感が続く場合に自己判断で装置を外したり、装着時間を短くするのは治療の妨げになるため避けましょう。
活動を続けながら矯正を成功させる工夫

装置に慣れるための対応
矯正治療を始めたばかりの時期や、調整直後は違和感が出やすい時期です。
最初の数日は無理をせず、体が慣れる時間を作ることが大切です。
痛む部分にはワックスを使って刺激を軽減したり、柔らかい食事に切り替えることで負担を減らせます。
痛みが出たときの対処と心構え
矯正中の痛みは「歯が動き始めたサイン」で、多くは数日で落ち着きます。
つらい場合は痛み止めを用意しておくと安心ですが、長期間の使用は治療の妨げになることもあるため、
服用は必要なときだけにとどめましょう。
強い痛みや長引く痛みがある場合は、無理をせず早めに担当医に相談することが大切です。
治療中に起こり得る変化を事前に理解しておく
矯正治療の初期は、歯の移動に伴う痛みや違和感、発音の変化、食事のしにくさなど、慣れるための期間が生じます。
こうした変化はほとんどが、数日〜3週間ほどで落ち着くことが多いですが、
知らずに始めるとストレスや不安につながります。
あらかじめ起こり得る変化を理解しておくことで、気持ちに余裕を持って治療を進められます。
スポーツ・楽器演奏・趣味と矯正治療―アスリート・プレーヤーのための矯正治療ガイドまとめ
~好きな活動を続けながら、矯正治療を前向きに始めよう~
矯正治療は長期にわたるため、スポーツや楽器の演奏を続けられるか不安に感じる方は少なくありません。
しかし、装置の選び方や治療計画を工夫すれば、これまでの活動を続けながら安全に治療を進めることができます。
どの矯正方法が向いているかは、症状や行っているスポーツ、楽器演奏などの活動内容によって変わります。
大切なのは、活動を諦めるのではなく、治療と両立するための方法を知ることです。
新宿⻭科・矯正⻭科では、患者様のライフスタイルを尊重しながら、安全で無理のない矯正治療をサポートいたします。
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