投稿日：2025.10.3
部分矯正はどこまで有効？軽度ケースと全体矯正の選び方を比較
皆様、こんにちは。新宿駅の大安ビル8階にある【新宿歯科・矯正歯科】です。
矯正治療を考えている方の中には、
「前歯だけがガタついていて部分矯正で十分か迷っています…」
「部分矯正で治るのか、本当にキレイになるのか？」というご相談が多いです。
歯並びは治したいけれど、全体矯正ではなく部分矯正で治せるかもしれないと考えているのではないでしょうか。
そこで本記事では「メリットや注意点」と「仕上がりの比較」「矯正治療の選択方法」を分かりやすく解説します。
部分矯正とは？前歯のみのメリット
審美的な面で特化した方法が部分矯正で、基本的には前歯に限り歯並びを整えられます。
一方、前歯から奥歯まですべての歯並びやかみ合わせを整えるのが
一般的に知られているすべての歯を整える矯正治療です。
当医院では歯の表面に取り付ける表側矯正だけではなく
歯の裏側に装置を貼り付ける「裏側矯正（舌側矯正）」により部分矯正を行うことが可能です。
詳しいメリットをみていきましょう。
装置の期間が短く、費用も抑えられる
全体矯正に比べて治療期間が短いのがメリットのひとつです。
当医院の部分矯正は基本的には前歯のみの対応で、1年半程度が治療期間です。通院は3～6週間くらいが目安です。
通院する回数も比較すると少ないため患者様の負担も軽減します。
治療期間や通院回数が全体矯正に比べて少ないため、
費用は452,000円 (税込497,200円)と全体矯正よりも半分以下でできます。
※2025年9月現在の費用です。
見た目の改善に重点を置いた治療プラン
見た目の改善を重視した治療のため、短期間で理想の見た目をめざせるのもメリットです。
部分矯正では前歯にコンプレックスがある方は比較的早めに見た目の改善が可能です。
前歯の傾きや軽度のすき間閉鎖に効果的
前歯の傾き・すき間を整えることに向いており、軽度の悪い歯並びであれば部分矯正は効果を感じやすいです。
前歯が前方に出ているケースや中心の前歯のすき間が空いているケースは、
全体矯正ではなく部分矯正でも改善できるかもしれませんので、まずはご相談にお越しください。
痛みが比較的少ない
前歯に限られた治療となるため痛みや違和感が比較的少ない傾向があります。
奥歯まで治療を行わないため食事中の歯の違和感はあまりありません。
部分矯正が不向きなケースや注意点とは？
見た目を重視して短期間で歯並びを整えることができますが、不向きなケースもありますので紹介します。
奥歯や咬合全体に不安がある場合
奥歯や咬合全体に不安がある場合は、部分矯正では対応できない可能性があります。
奥歯がガタガタにずれた患者様は前歯のみ治すのは難しくなるケースがあるのです。
奥歯がずれているということはかみ合わせが乱れているということで、
見た目だけではなくかみ合わせも整えることが望ましいとわかりますね。
このような歯並びの方は、全体矯正をご提案させていただきます。
歯並びのズレが中〜重度な場合
歯並びのずれが軽度ではない場合は、部分矯正では難しいケースがほとんどです。
自分ではかみ合わせは整っていると思っていてもじつは左右に差があったり、上下の歯の位置がずれていたりすることも。
かみ合わせのずれは精密検査を行えば把握することが可能ですので、まずは歯並びの状態を検査しましょう。
顎骨のずれやかみ合わせの問題がある
顎骨のずれやかみ合わせに問題があると対応しきれません。
かみ合わせの問題だけではなく、骨格に問題がある場合は全体矯正でも難しくなるため外科手術をご提案させていただきます。
当院では提携している医療機関にて外科手術を受けていただけるように治療を進めさせていただきます。
トラブル再発や後戻りのリスクが高いケースもある
トラブル再発や後戻りのリスクが高いケースもありますので、
部分矯正だけでも満足のいく結果になるかを事前にしっかり把握しておきましょう。
全体矯正との仕上がり比較
全体矯正と仕上がりを比較すると、歯列全体を整える全体矯正の方が
美しいアーチと理想的な咬合が設計可能ですので全体矯正の方が仕上がりはよいです。
部分矯正は基本的には見た目を改善するための治療方法で、
全体矯正は美しい見た目と機能的な安定性も得られる方法という違いがあります。
そのため、全体矯正は仕上がりがよく満足のいく結果になるのです。
治療期間や費用は多く必要になりますが、長期的な予後の安定も得られますよ。
もちろん、患者様のめざすゴールにより部分矯正か全体矯正か選択することが大切なのでしっかりと歯科医師と相談しましょう。
また、見た目の改善を視野にいれて矯正治療を開始する患者様がほとんどかとおもいます。
当院では見た目を美しくするために部分矯正を選択いただく方にも、
中の見た目を重視した裏側矯正（舌側矯正）を選択いただけますよ。
部分矯正を選択する方もいれば、全体矯正を選択する方もいらっしゃいます。
基本的には患者様のご希望に沿って治療を進める方針ですが、部分矯正はかみ合わせが整っていることが前提です。
かみ合わせが不安定な状態で部分矯正を進めると、全体矯正に比べて機能面の問題は改善されません。
矯正治療は、審美面はもちろん美しいかみ合わせをめざすことも重要ですので覚えておきましょう。
実際の質問と医院の回答
実際に当医院に「前歯の部分矯正でキレイになりますか？」というご質問が多く寄せられます。
回答としましては「軽度であれば可能ですが、仕上がりや安定性を重視する場合は全体矯正の方がよいケースが多いです。
最終的には診察後の判断が必要です。」とお答えしております。
部分矯正でももちろん前歯を美しく整えることは可能です。
患者様のご希望に沿って治療を進めますが、精密検査やカウンセリングをもとにぴったりの治療計画をご提案させていただきます。
部分矯正で進めたい！と考えているケースであっても
全体矯正の方が仕上がりに満足いくケースもありますのでじっくりとお考えいただくことが大切です。
判断ポイント：あなたに合うのは？簡単チェックリスト
部分矯正もしくは全体矯正どちらがよいの？と悩まれている方も多いと思います。
「でも、どちらが自分に向いているのかわからない……」と決めかねている方へ。
ここからは、以下の4点で候補を絞って、歯科医との相談を前向きに進めましょう。
【チェックリスト】
ずれが前歯だけか？
部分矯正で進められるケースは前歯に限られます。
軽度に前歯がガタついている場合や、前歯に隙間がある程度の歯並びであれば部分矯正で対応することが可能です。
当医院では中心の前歯から数えて3番目の犬歯までの合計6本が治療対象です。
咬み合わせに問題があるか？
かみ合わせが整って入れば部分矯正で対応することは可能です。
仮にかみ合わせに問題があっても前歯を整えることはできなくはありません。
しかし、矯正治療を終えた後に悪い歯並びに後戻りしたり、奥歯や顎に負担がかかったりするリスクもあります。
長期的な安定を重視するか？
長期的な安定を重視するのであれば、奥歯まで含めて歯並びを整えることが大切です。
前歯だけの美しさを考えるのか、奥歯までを含めた歯並びを整えて機能的な問題も解決するのか、よく考えましょう。
生活スタイル・予算は？
ライフスタイルによって矯正治療の方法を決定することが大切です。
また、治療期間は矯正範囲によって異なり、それに加えて費用もさまざまです。ライフスタイルや費用なども含めて計画を立てましょう。
まとめ
軽度の前歯だけのズレであれば比較的スピーディで安価に対応できるのが部分矯正のポイントです。
ただし、安定性・見た目の質を重視するなら、全体矯正の方が部分矯正よりも満足度は高い傾向があります。
部分矯正は短期間で歯並びの見た目を整えられますが、
この先長い人生のことを考えて見た目はもちろん機能的な改善も視野にいれて納得できる治療法を選べる体制が重要です。
まずは、お気軽にカウンセリングや診断にお越しください。
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