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投稿日:2023.12.25

受け口の施術後に行う「術後矯正」は何のためのもの?

こんにちは!
新宿歯科・矯正歯科です。
今日はクリスマスですね!
みなさんいかがお過ごしでしょうか?
私は昨日、イルミネーションを見に行ってきました♪
寒かったですけど、クリスマスらしさを感じれて楽しかったです!

矯正装置を付けられている方は、チキンなどのかぶりつきには気を付けてくださいね~!!笑
かぶりついてしまうと、装置が外れてしまうため小さく噛み切って、焦らず食べてください^^

さて!本日は、受け口の施術後に行う「術後矯正」についてお話させていただきます。

骨格が原因で受け口になっている場合に必要な外科矯正手術。
術後矯正は外科手術後に行われるブラケット装置等を使用した矯正です。

骨格性受け口の治療は外科手術で顎のバランスを治すに加えて、術後矯正で歯並びや噛み合わせを整える必要があります。

この記事では、受け口における術後矯正の目的や費用、治療期間、術後矯正までの流れについて詳しく解説します。

今後、受け口の治療を考えている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

 受け口治療における術後矯正の目的や費用、治療期間は?

受け口 外科治療 矯正

一般的な矯正治療のみでは治らない受け口と診断された場合、骨格のバランスを整える外科手術を受けます。
外科矯正では手術の前後に「術前矯正」と「術後矯正」を行う必要があり、ここでは「術後矯正」について詳しく解説します。

術後矯正は歯並びの微調整のために行う

術後矯正は歯並びと噛み合わせの最終的な微調整の役割を持ちます。
一般的に受け口の治療では、外科手術を行う前に術前矯正が行われます。
術前矯正では数カ月~1年半程度かけ、ブラケット矯正などによって歯並びを整えて、術後に噛めるような状態を作ります。

そのため、外科手術後は上下の歯で噛める状態になっていますが、歯並びが不安定になりやすく、噛み合わせなどの微調整が必要です。
術後矯正中は骨のくっつき具合をレントゲンで確認しながら、装置の調整を行っていきます。きれいでよく噛める歯並びに整えるために術後矯正は重要です。

術後矯正の費用は保険適用ができるかどうかで異なる

術後矯正にかかる費用は保険適用が可能かどうかによって、大きく異なります。

保険適用できる場合・・・およそ20~30万円
保険適用できない場合・・・ およそ80~200万円
これらにプラスで、手術代や入院費が加わります。

一般的に矯正治療は保険のきかない自費治療です。
しかし、顎変形症によって機能的な障害があると認められた場合は保険の適用が可能です。

保険が適用できる場合、術前と術後の矯正費用を合わせて20~30万円、外科手術費用と入院費用を合わせても50~65万円程度です。
ただし、保険適用を受けるには治療する医療機関の指定など様々な条件があるため、必ず事前に確認しておく必要があります。
また、保険適用の場合、装置が表側矯正になる場合が多いです。

術後矯正の治療期間は半年~1年半程度

術後矯正の期間は個人差がありますが、およそ半年~1年半ほどかかる場合が多いです。
退院後はすぐに矯正歯科へ連絡を取って、どのくらいの時期に通院を始めればいいか指示を仰ぎましょう。
また、顎の骨がくっつくまでに術後2年程度かかります。そのため、術後矯正が終わった後も定期的な歯科受診によって、歯や骨の状態を確認する必要があります。

受け口の矯正に外科治療は必須?

受け口 外科治療 保険

受け口の治療をするには必ず外科治療が伴うのでしょうか?ここでは、受け口の外科矯正治療についてご紹介します。

 

 受け口の種類によって手術の必要性が異なる

受け口 原因 骨格性 歯性

受け口は原因によって「歯性」と「骨格性」の2種類に分けられます。

歯性:歯の生える位置や傾きによって受け口になっている状態。

骨格性:顎の成長や位置のバランスが悪くて受け口になっている状態。例えば、上顎に比べて下顎が過度に発達した場合や上顎の発達が未熟なことで下顎が出ている場合のこと。

この内、骨格性の受け口の場合、歯の移動だけでは噛み合わせや顔の印象の改善が難しいため、顎の骨を切って上下の骨のバランスを整える必要があります。

受け口の治療は保険適用できる場合がある!

一般的に矯正治療は保険がきかないイメージがありますが、受け口の治療で一定の条件を満たせば保険適用で費用を抑えられます。

まず前提として次の2つを満たし、「顎変形症」の診断がされている必要があります。

①骨格に問題がある
②骨格の影響によって、ものを噛む機能や発音機能に障害が生じている

審美的な問題だけの場合は保険適用できません。しかし、骨格の問題から機能障害が起こっている場合には外科手術が必要となり、「顎変形症」の診断がされます。

その他にも、保険適用を受けるには次の条件が必要です。

〈保険適用を受ける条件〉
・矯正歯科及び口腔外科において手術が必要だと判断されること
・保険適用可能な装置、素材を使用すること(裏側矯正、マウスピース矯正は保険適用外)
・厚生労働省の定める条件を満たし、地方厚生局に届け出をしている保険医療機関で治療を受けること(指定自立支援医療機関、額口腔機能診断施設)

これらの様々な条件を満たすことで、保険適用で治療を受けることが可能になります。

顎が曲がっている、顎変形症かもしれないとお悩みの方で保険治療を行いたい方は
大学病院や、保険適用で矯正治療を行っている歯科医院へ受診しましょう!

保険適用で治療を受ける場合の注意!

外科矯正 保健治療 矯正装置 表側

保険適用で治療を進めたいと考えている場合は、事前に次のことに注意しておきましょう。

〈保険適用の注意点〉
①治療を始める前に必ず矯正歯科(保険適用医院)と口腔外科の両方を受診する
②保険適用では銀色のブラケット矯正になる
③治療できる医療

機関が限られる

 ①治療を始める前に必ず矯正歯科と口腔外科の両方を受診する

治療を始める前に矯正治療を受ける矯正歯科と外科治療を受ける口腔外科の両方の病院から手術が必要であると診断してもらいましょう。
前矯正を始めてから口腔外科を受診して、手術の必要がないと診断されてしまうと保険が使えなくなります。

②保険適用では銀色のブラケット矯正になる

目立ちにくい裏側矯正やマウスピース矯正は保険外治療となってしまうため、保険で治療を進めるとなると金属の表側矯正で行われます。
特に装置が目立つことに抵抗がある方は注意しておきましょう。

 ③治療できる医療機関が限られる

矯正治療を保険で受けるには、指定自立支援医療機関または顎口腔機能診断施設で治療する必要があります。
お住まいの地域によっては、近くにこうした医療機関がないことも考えられるため、あらかじめ通える範囲に保険治療可能な医療機関があるか確認しておくようにしましょう。

 

 受け口の術後矯正までの流れと注意点

術後矯正を受けるまでの治療の流れや術後矯正における注意点についてご紹介します。

 受け口の術後矯正までの流れ

外科治療を伴う受け口の矯正は次のような流れで進みます。

①カウンセリング
歯並びについての相談や問診、歯や噛み合わせのチェックを受けます。

②診査・診断
レントゲン、口腔・顔貌写真、歯の型どり、顎機能検査、筋電図検査、治療計画の説明を受けます。

③口腔外科を受診
矯正歯科から作成された紹介状を持って、大学病院などの口腔外科を受診します。全身状態や口腔内、骨格の確認、手術の説明を受けます。

④術前矯正
術後に上下の歯で噛めるように歯にブラケット装置とワイヤーをつけて移動させます。歯並びや歯の動きやすさによって個人差がありますが、1~1年半程度行うことが多いです。

⑤手術の申込
術前矯正が進んでくると矯正歯科医よりいつ頃から手術が可能か提示されます。その後、口腔外科へ連絡を取り、手術の詳しい日程を調整しましょう。

⑥口腔外科にて術前検査
手術は全身麻酔にて行われるため、口腔内を含めた全身の検査を受けます。また、最終的な手術方法や入院についての説明がされます。必要がある場合には、事前に自己血輸血のための貯血を行っておきます。

⑦入院・手術
およそ2~3週間の入院となります。手術では顎の骨を切るため、術後3~4日ほどは顎が固定されており、口を開けたり、動かしたりすることができません。

⑧術後矯正
退院後、矯正歯科にて歯並びの微調整と安定のために矯正装置で歯を動かします。およそ半年~1年半ほどかかります。

⑨保定期間
歯の後戻りを防止するために2~3年ほど保定装置を装着します。

術後矯正における注意点

術後矯正中は手術の後のため、日常生活でも気をつける注意点があります。

術後2か月は食事制限あり

術後2か月ほどは口を開けることも難しく、食事にも制限があります。
退院時にはおかゆ、術後2か月頃にやっと普通のごはんが食べられるようになります。骨のくっつき具合や傷の治りに合わせて、医師の指示のもと、食事形態を変えていくようにしましょう。

吐き気を催す行為は避ける

口を開けにくい時期に嘔吐すると喉に物が詰まって危険です。空腹時の飲酒やたばこ吸いすぎ、コーヒーの多飲、食べすぎなど吐き気・嘔吐を引き起こしそうな行為は避けましょう。

万が一、吐きそうになった場合はゴムを切って口を開けられるようにしましょう。

歯磨きはこまめに

口を開きにくい分、内側の歯磨きが難しいでしょう。しかし、口の中が不衛生だとむし歯や歯周病のリスクが高まるだけでなく、傷の治りが遅くなります。こまめな歯ブラシや必要があれば水流式口腔洗浄機で口の中を清潔に保つようにしましょう。

 

まとめ

受け口の術後矯正は、外科手術後の歯並びや噛み合わせの微調整のために行われる矯正です。術後は歯並びが不安定になりやすいため、細かな調整が必要になります。
術後矯正は外科手術を伴う受け口の治療の場合に行われるため、全ての人が必要になるわけではありません。
自分の受け口の治療に手術が必要かは歯科医師に相談してみると良いでしょう。

受け口は、保険診療と自費診療で治療方法や費用、受けれる歯科医院がかわります。
どちらでやりたいのか決めて、希望に沿った歯科医院を受診してくださいね。

新宿歯科・矯正歯科では自費診療で受け口矯正を行っています(保険適用ではありません)
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