投稿日:2025.7.1
最近増えている!?舌癖って何?舌癖と歯並びの関係。
皆さん、こんにちは。
大安ビル8階にある【新宿歯科・矯正歯科】です。
舌癖はしっていますか?
じつはお子様から大人の方まで舌癖が原因で歯並びに悪影響があることも。
そこで今回は、舌癖とは何か、舌癖の種類、舌癖で引き起こされる悪い歯並び、
舌癖のリスク、舌癖の原因、舌癖の改善方法、MFTの方法を解説します。
目次
舌癖とは?
舌癖とは、舌が適切な位置になかったり、歯や唇などを内側から押し足したりする行動。
舌癖(ろうぜつ)と呼ばれており小さなお子様から大人の方までみられる癖です。
問題がなければ舌先は前歯の少し後ろに安定されています。
しかし、さまざまな理由により舌が下方に落ちてくると舌癖が引き起される傾向があります。
舌癖の種類
舌癖はさまざまな種類があります。
ここからは舌癖のどの種類が自分に当てはまるかチェックしてみましょう。
咬舌癖(こうぜつへき)
舌を噛んでしまう行動を咬舌癖といいます。
無意識のうちに、上の歯と下の歯で舌を軽く噛む傾向があります。
噛み合わせが乱れることもあり、滑舌や発音に問題が起こる方も少なくありません。
前歯で舌を噛むことが多い傾向にあります。
低位舌(ていいぜつ)
舌は通常、上の前歯の少し後方に位置し高い位置です。
しかし、適切な位置よりも舌が低い場所にある状態を低位舌と呼びます。
とくに、下の歯が並んでいるU字型のアーチの中に舌がぴったりと治まっている状態になると低位舌と判断されます。
就寝中やリラックス中に低位舌になっている可能性もあります。
起床時に舌の側面に歯のあとが残っている場合は、低位舌を疑いましょう。
舌突出癖(ぜつとっしゅつへき)
舌を前方に出して歯や唇などを強く押す癖です。
歯と歯の間に隙間ができていたり、歯の間に隙間ができたりしてその隙間に舌を入れる癖が現れます。
異常嚥下癖(いじょうえんげへき)
唾液や食べものを喉に送りこむときに飲み込むことを嚥下(えんげ)といいます。
この嚥下をする際には舌も少し喉の奥に動くのですが、嚥下と同時に舌が前に出てしまう飲み込みが異常嚥下癖です。
この癖があると適切に嚥下ができなくなるトラブルもあり、むせが引き起ったり、
食べものが口からこぼれ落ちてしまったりすることもあるのです。
舌癖で引き起こされる悪い歯並び
舌癖は歯並びにも悪影響を与えるケースがあります。
舌癖がある方は以下のような歯並びになるリスクが高まりますのでみていきましょう。
出っ歯
上の歯が唇側に傾斜したり上の顎が大きすぎたりして引き起こされる歯並びを一般的に出っ歯として知られています。
専門的には上顎前突に分類され悪い歯並びのひとつです。
すきっ歯
歯と歯の間に隙間があいた歯並びをすきっ歯といいます。
歯1本1本の間すべてに隙間があく場合もあれば、一部分に隙間があく場合もあります。
とくに上の中心の前歯の間に隙間ができる歯並びで悩まれる方もおり、これは正中離開(せいちゅうりかい)と呼ばれます。
受け口
下の顎が大きすぎることや下の歯が唇側に傾斜し噛み合わせが逆になるのが受け口です。
専門的には反対咬合や下顎前突という悪い歯並びに分類します。
受け口の原因のひとつにも舌癖が挙げられます。
舌癖のリスク
舌癖のリスクは悪い歯並びを引き起こすだけではありません。
ここからは、舌癖のリスクをみていきましょう。
滑舌の悪さ
舌癖があると会話する際にも思いもよらない方向や場所に舌が動くことも。
その結果、滑舌が悪くなる方もいらっしゃるのです。
また舌の筋力が低下している可能性があり、
舌で上顎を強くはじいて音を出す必要のある「ラ行」「タ行」「カ行」は不鮮明になる傾向があります。
→★滑舌が悪いのはなぜ?MFTを使って舌の問題を見分ける方法★
噛み合わせの乱れ
噛み合わせが乱れるリスクが高まります。
歯を押したり、隙間に舌を入れたりして歯並びはもちろん噛み合わせが乱れてしまうケースもあるため注意が必要です。
噛み合わせが乱れると食べたいものをしっかり噛めなかったり、
頬や唇を噛んでしまったりするなど生活に支障がでるリスクがあります。
舌癖の原因
ここからは舌癖の原因をみていきましょう。
筋力の低下
お口周りの筋力が低下すると舌癖が引き起るリスクが高まります。
頬や舌、唇の筋肉を口輪筋と呼ぶのですが、この筋力が低下すると歯並びにも悪影響を及ぼします。
唇がしっかり閉じられないため舌が余計に前方に出てしまい舌癖が発生したり、
そもそも舌の筋力が低下しており下方に落ちると前歯を押してしまったりします。
指しゃぶり
赤ちゃんのころによくみられる指しゃぶりが原因で舌の位置が安定せずに舌癖が引き起こされるリスクが高まります。
乳歯が生えそろう3歳くらいを目安に指しゃぶりを改善していきましょう。
乳歯の早期喪失
乳歯を早期に喪失すると空いたスペースができます。
そのスペースを舌で触ったり、舌を入れたりして舌癖が発生するケースも少なくありません。
口呼吸
お口をポカンと開けたままにする口呼吸の方は舌癖が増える可能性があります。
通常は、口は閉じて鼻呼吸するのがよい呼吸といわれています。
猫背
肩から背中にかけて丸みを帯びる姿勢を猫背と呼びます。
猫背になると下顎が下方に引っ張られるため、お口を閉じるのが難しくなり口呼吸になりがちです。
その結果、舌癖も増えるリスクが高まります。
舌癖の改善方法
舌癖の改善方法は以下が挙げられます。
歯列矯正
歯列矯正は歯1本1本の並び方を変えて適切な噛み合わせや見た目をめざす治療です。
歯列矯正の中でも歯の裏側にブラケットやワイヤーを貼り付ける「裏側矯正(舌側矯正)」は、
舌癖が改善する可能性が他の装置よりも高まります。
舌で装置を触らないよう控えるため自然と舌癖が治る患者様も少なくありません。
MFT
「MFT」(口腔筋機能療法)は、適切な舌の位置関係を整えたり、機能させたりするトレーニングです。
当院で歯列矯正を受けられる患者様にはMFTを実施してお口周りの筋力を整えて舌癖の改善をめざすことが可能です。
MFTの方法
ここからはMFTの一部を紹介します。
スポット
アイスの棒や割りばしをスポットにあて、舌先で触ります。
最終的には自然と舌先が安定することをめざします。
ホッピング
舌全体を上顎に吸い付けて「ポン」と音を出すようにはじきます。
最初は舌に疲れが出るかもしれません。
スワロー
少量の水を口に入れて、舌の奥を持ち上げ飲み込むことで舌の筋力を高めます。
徐々に慣れたらスポットに置き、上下の歯を合わせたままで水を飲み込んでみましょう。
ボタントレーニング
ボタンに紐を通したものを使用します。
ボタンを前歯と唇の間に挟むように、歯はしっかり噛んだ状態で紐を強く引っ張ります。
紐でボタンを引っ張る力に負けないように唇をしっかり閉じる力を付けるのが大切です。
唇をしっかり閉じられれば、舌がお口から外に出るのを避けられます。
最近増えている!?舌癖って何?舌癖と歯並びの関係。まとめ
舌癖は小さいお子様から大人の方まで見られます。
自分では無意識のうちにしているケースが多いため気が付かないことも。
今まで舌癖に気付いていなくてももしかすると長年に渡り続いている可能性も捨てきれません。
そのため、家族や友人に舌の癖があるか聞いてみる、この頃の写真を見返してみることで発見することもできます。
放置すると悪い歯並びになるリスクもありますので
発見された場合は早めに歯列矯正やMFTの治療を含めて改善をめざしましょう。
当院では患者様に合わせて治療を計画しております。
お気軽にカウンセリングにお越しください。
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