投稿日:2024.3.1
滑舌が悪いのはなぜ?MFTを使って舌の問題を見分ける方法
みなさん、こんにちは。
新宿歯科・矯正歯科です。
会話中に「もう一度言ってほしい」「何と言ったの?」などと言われた経験はありませんか?
何度もそのような経験をされている方は、滑舌が悪い可能性が高いです。
今回は、滑舌が悪い理由、滑舌を改善するMFTの特徴や舌の問題を見分ける方法を解説します。
目次
滑舌が悪い理由
滑舌が悪いとは、発音や発生がはっきりしておらず、会話が不鮮明に聞こえたり、なめらかに話しが伝わらなかったりする状態です。
まずは、滑舌が悪くなる理由を「舌の癖」「歯並びが悪い」「舌の大きさに問題がある」の3つの観点からみてみましょう。
舌の癖
舌の癖とは、以下のようなものが挙げられます。
・舌を出す癖
・舌で前歯を押す癖
・舌を噛む癖
・食べものを飲み込む際に舌が前に出る
自分では癖なので、気付かないことも多いでしょう。
そのため、舌の癖があるかどうか、家族や友人に聞いてみるのもよいかもしれません。
発音するときに、舌が適切な位置にないときれいな音が出ずに、不明瞭になります。
理由は、発音するときに舌を前方に出しすぎたり、舌が上顎に上がり切らなかったりして、音が口の中にこもってしまうからです。
舌の癖があるということは、舌が普段から適切な位置にないのかもしれません。
通常は、上の前歯の少し後ろにある膨らみ(スポットポジション)に舌先があり、舌全体は上顎にぴったり貼り付いています。
しかし、舌の癖がある方はスポットポジションではなく、舌が下方に落ちていたり、舌が前方に出ていたりすることが多いのです。
さらに、舌を出したり、舌を噛む癖があったりと、下の癖がある方は滑舌だけではなく歯並びが乱れるリスクもあります。
歯並びが悪い
歯並びが悪いと滑舌が悪くなる傾向にあります。
悪い歯並びというのは、以下が挙げられます。
【出っ歯】
上の歯が唇側に傾斜したり、上の顎が大きすぎたりすることで、上の歯が前方に出た状態です。
出っ歯になると、上下の歯の隙間から空気が漏れ出して、「サ」「タ」行など上顎に舌先が触れる言葉が聞き取りにくくなります。
【受け口】
下の前歯が上の前歯よりも唇側に出ている状態、もしくは下顎が大きすぎる状態です。
上下の噛み合わせが反対になっているため、反対咬合とも呼ばれます。
受け口も上下の歯に隙間から空気が漏れ出しやすいため、特に「サ」行が不明瞭になる傾向があります。
【空隙歯列】
歯と歯の間に隙間ができる歯並びを空隙歯列(くうげきしれつ)と呼びます。
全体的に歯と歯の間に隙間がある歯並びだけではなく、上の中心の前歯だけに隙間ができる「正中離開(せいちゅうりかい)」も滑舌が悪くなることもあります。
このような歯並びは、滑舌が悪くなるばかりか、見た目が気になりコンプレックスを抱えることも少なくありません。
そのため、人前でお話しするのが苦手に感じることも。
そうなると、お口を大きく動かさず、声が小さくなり、より滑舌が悪いと思われるかもしれません。
矯正治療で歯並びを整えて、お口を大きく動かして自信を持って会話できると、滑舌もよくなるでしょう。
舌の大きさに問題がある
舌が大きすぎるとお口の中に納まりきらずに、滑舌が悪くなることがあります。
通常は、歯が並んでいる「U字型」の歯列と呼ばれる内側に、舌は収まっています。
しかし、生まれつき舌が大きいと、歯列の内側に舌が収まりきらないため、会話するときに舌が歯に触れたり、舌を歯で噛んだりしてしまい上手く発音できません。
そればかりか、舌で歯を押してしまうため、歯並びが悪くなる傾向があります。
滑舌を改善する方法とは?
滑舌を改善するには、矯正治療とMFTが効果的です。
それぞれ詳しく解説します。
矯正治療
歯並びが悪いことから滑舌が悪くなっている方は、矯正治療がおすすめです。
当院では、以下の矯正装置をご用意していますので、ライフスタイルに合わせて選択することが可能です。
【表側矯正】
歯の表面にブラケットと呼ばれる米粒くらいの小さな装置を1本1本貼り付けます。
そして、ブラケットにワイヤーを通して細いワイヤーで固定し、歯並びを整えるのです。
できるだけ目立ちにくい矯正装置を選択できるように、当院では「白」や「透明」のブラケットをご用意しています。
通院は、3週間に1回のペースで新しいワイヤーに交換します。
【裏側矯正】
歯の裏側にブラケットを貼り付けて、ワイヤーを通すことで徐々に歯並びを整える方法です。
表側矯正に比べて目立ちにくいため、接客業やサービス業など人と接する機会が多い方に人気を集めています。
通院は、3週間に1回くらいで、2年前後で治療が終えられます。
当院は、裏側矯正治療を得意としており、表側矯正と同等の期間で歯並びを整えることが可能です。
【マウスピース型矯正】
マウスピース型矯正は、取り外し式の装置です。
歯型をデジタルスキャンで撮り、患者さんに合わせてオーダーメイドでマウスピース型のトレーを製作します。
トレーは透明のため、装着していても他人から気付かれにくいのがポイント。
また、食事や歯磨きの際はトレーを外しておけるため、普段通り生活できるのも嬉しいですね。
ただし、食事と歯磨き以外の時間はトレーを装置しておかなければ、矯正治療は計画通りに進みません。
最大2ヶ月に1回のペースで通院していただき、2週間に1回くらいで新しいトレーにご自分で交換していただく必要があります。
MFT
MFTとは、口腔筋機能訓練のことです。
舌の癖が原因で滑舌が悪くなっている方は、MFTを行うとよいでしょう。
舌だけではなく頬や唇の筋力を整えることができるため、美しい歯並びを保つことにもつながります。
そのため、悪い歯並びを矯正治療で整える方も同時にMFTを行うのがおすすめです。
歯並びが整っても舌の癖があると、また悪い歯並びに後戻りする可能性があるからです。
そして、舌を正しい位置に保ったり、舌の筋力を整えたりすることができれば、滑舌もよくなるでしょう。
MFTを使って舌の問題を見分ける方法
MFTで舌の問題を見分ける方法を紹介しますので、確認してみましょう。
舌の問題がわかれば、それに合うトレーニング(MFT)を続けることで、舌の筋力を整えることができます。
1日に10回行う、1日3セット行うなど歯並びや舌の筋力の状態により頻度は異なりますので、矯正歯科で相談してみましょう。
スポットポジション
スポットポジションとは、舌先を安定させる場所のことです。
上の前歯の裏にある突起部分をスポットポジションと呼びます。
このスポットポジションに舌先を付けた状態が正しい舌の位置です。
普段からスポットポジションに舌先がある方は、何も感じませんが、正しい位置に舌先が無い方は、舌が疲れるでしょう。
意識して、スポットポジションに舌先があるか確認してみるとわかりやすいです。
ポッピング
ポッピングとは、舌を「ポンッ」と鳴らす動作のことです。
スポットポジションに舌先があり、舌全体は上顎に貼り付くように空気を抜きます。
そして、勢いよく舌を下方に動かすと「ポンッ」と音が鳴りますよ。
しかし、舌を持ち上げる力が不足していると、ポッピングは上手くいきません。
ティップ
ティップは、アイスの棒や割りばしなどを使用します。
アイスの棒を唇の前で持ち、舌先でアイスの棒を押します。
このときに、舌先の力に負けないようにアイスの棒で押し返すと、舌の筋力アップにつながります。
そもそも、アイスの棒を押す力が少なかったり、アイスの棒に舌先が届かなかったりする方は、舌の筋力が低下している可能性が高いので、トレーニングを続けましょう。
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