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投稿日:2025.9.22

口ごぼの治療方法|矯正だけで治る?外科手術との違いと判断基準

皆様、こんにちは。新宿駅から徒歩約5分程の大安ビル8階にある【新宿歯科・矯正歯科】です。
歯並びが上下共に悪く、口元がゴボっと前方へ出る上下顎前突(上下顎前突)。
一般的には「口ごぼ」として広く知られており、コンプレックスを抱える方も少なくありません。

「口ごぼ(口元が出ている感じ)が気になって矯正を検討しているけれど、本当に治るの?」
というご相談が当院でもよくあります。

口ごぼの中には矯正だけで治るケースと、外科手術を伴う“外科矯正”が必要なケースがあることも。
治療計画を綿密に立てるためには、カウンセリングや精密検査をする必要があります。

そこで、今回の記事では「口ごぼ」のセルフチェック、歯列矯正だけで治せるケースと治せないケース、
治療方法の選択肢などについて、わかりやすくご説明します。

「口ごぼ」とは?セルフチェックのポイント

口ゴボかどうかセルフチェック 綺麗なEラインと口ゴボのEラインの違い 口ゴボの歯列矯正の効果

口ごぼとは、上下の歯列または顎骨が前方に突出し、口元が前に出て見える状態のことです。
一般的には「口ごぼ」といわれることが多いですが、
専門的には上下顎前突と呼ばれる悪い歯並び(不正咬合)のひとつです。

美人の横顔の基準となるEラインは、鼻先と顎の先端を結んだ線のことで
このラインよりも唇が前方に出ている場合は、口ごぼと判断されます。

まずは、現時点でのお口元が口ごぼであるかどうかセルフチェックしてみましょう。

以下の特徴があれば口ごぼの可能性が高いです。

横顔がのっぺりしている

前から顔を見たときは気にならなくても、
横から顔を見たときに顔に凹凸が感じられずのっぺりしている方は口ごぼの可能性があります。
とくに日本人はのっぺりした顔の方が多く、欧米人ではほりの深い方が多い傾向があり、
日本人は口ごぼになる傾向が高いといえるでしょう。

鼻や顎などの骨格のつくりが違うため、口元が少しでも出ていると口ごぼになるのです。
矯正歯科で口元を整えることで横顔が美しく整うため鼻が高く見える方もいらっしゃいますよ。

唇が閉じにくい

唇がしっかり閉じられない方は口ごぼの可能性があります。
上下の歯が前方に出ていると唇をしっかり閉じることが難しいケースがあり、
唇を閉じるときにグッと力を入れないといけない、そもそも上下の唇が触れることができないなどが挙げられます。

鼻下~顎のバランスが悪いと感じる

鼻下から顎へかけてのバランスが悪いと感じたり、違和感があったりする場合は口ごぼの可能性があります。
鼻下から顎を結んだ線をEラインなのですが、Eラインの内側に唇がないケースはバランスが悪く感じるでしょう。
パッと見た感じでは歯並びがよいように見えても、全体的に唇が前方に出ているとバランスが悪いと感じます。

自分で確認するには、人差し指を鼻先と顎の先端に置いてみましょう。
その際に唇が人差し指に触れていなければ、美しい横顔と判断されますが、
べったりとついていれば口ごぼの可能性がありますよ。

口ごぼは矯正だけで治せる?

口ゴボは矯正治療で治せるか 口ゴボ改善はワイヤー矯正でできるのか ワイヤー矯正で口ゴボは治せるのか

口ごぼは矯正だけで治すことができるケースとそうでないケースがありますので、詳しくみていきましょう。

治せるケース

口ごぼの原因が「歯の傾き」や「歯列の突出」による場合は、歯列矯正だけで治すことが可能です。
歯が前方に傾斜しており、お口を開けると通常であれば
U字型の歯列弓がV字型になっている傾向があり歯列が前方に出ます。

このような軽度〜中等度の症例では、ワイヤー矯正もしくはマウスピース型矯正で前歯を後退させて改善させます。
当院のワイヤー矯正は、一般的に広く知られている「表側矯正」と目立ちにくい歯の裏側に取り付ける
「裏側矯正(舌側矯正)」や、これらを組み合わせたハーフリンガル矯正から選択することが可能です。

また、マウスピース型矯正は透明で取り外しができるのが特長で
ライフスタイルに合わせて装置を選択できるのが当院の強みです。

治療が難しいケース

歯列矯正だけでは治療が難しいケースは、歯だけではなく骨格にも問題がある場合です。
顎の骨自体が前に出ている場合も口ごぼと判断されます。
上の顎は12歳くらいまで、下の顎は18歳くらいまで成長を続けて成人になるころには顎の大きさはほとんど決まります。

成長時期に、顎が過剰に成長したり、反対に成長が少なかったりする場合は歯並びに悪影響を及ぼすことがあるのです。
顎の大きさは、両親からの遺伝が関係していることがあるため両親どちらかでも
口ごぼになっているケースではお子様に遺伝する可能性も考えられます。

このようなケースでは、歯を動かすだけでは限界があるため外科手術をご提案させていただきます。

外科手術が必要になるケースとは?

口ゴボ治療で外科手術のケース 外科手術と歯列矯正 

顎の骨格自体を後方に移動させないと審美・機能両面で改善できない場合には外科手術が必要になります。
当院では、上下の顎が大きすぎる場合は骨切り手術を行い、噛み合わせをある程度整えます。
その後、歯並びと噛み合わせを精密に整えるために歯列矯正に移行していただきます。

特に以下のような症状があると外科矯正の適応になる傾向があります。

過度な出っ歯・受け口

出っ歯とは、上の歯が唇側に傾斜しているだけではなく
上の顎が大きく前方に出るように成長している歯並びのことです。
受け口とは、下の歯が唇側に傾斜しているだけではなく下の顎が大きく成長していることで、
上下の噛み合わせが反対になっている歯並びのことです。

上下の顎のズレが大きい

上下の顎のズレが大きい場合は外科手術の対象となります。
歯の傾斜や生えている位置が原因ではなく、顎自体が歪んでいたり、
顎が左右どちらかに大きくずれていたりすると歯列矯正だけでは改善できません。

いくら歯並びを整えても顎の形や大きさは変えることはできないため、顎を切る外科施術が必要になります。

発音や咀嚼に支障がある

会話しているときに「もう一度、言って!」「何といったか聞き取れない」といわれた経験がある方は、
発音に問題があり悪い歯並びが原因かもしれません。
他にも、食事中にしっかり食べものを噛み切ることができない、
砕くことができない場合は噛み合わせが悪いことが考えられます。

会話中や咀嚼中に顎の痛みが強まったり、顎からジョリジョリと音が鳴ったりする方は顎に負担がかかっている証拠です。
もしかすると顎の大きさや形に問題がある可能性がありますので、外科手術も視野にいれましょう。

 実際のご質問と医院の回答

実際に当医院でも「口ごぼは矯正で治せますか?」といったご質問がよくあります。
当院としては「治せることもありますが、骨格性のケースでは外科手術が必要になることもあります。
まずは精密な診断が必要です。」と回答させていただいております。

口ごぼは、歯列矯正と外科手術を組み合わせることで改善することはできます。
歯列矯正だけで歯並びが治せないと判断されて諦めている方は、
ぜひ一度外科手術を視野に入れて当院へご相談にお越しください。

当院では、提携している医療機関で顎の骨を切除する外科手術を受けることができますので、
カウンセリングや精密検査の結果を医療機関と共有してスムーズに治療に移行することが可能です。

また、外科手術の後は当院でワイヤー矯正による歯列矯正を行いますので、
より理想の歯並びに近づくことができますよ。

治療前に知っておきたい3つのポイント

矯正開始前に知っておきたいポイント 口ゴボについてのポイント 

歯列矯正前には、以下のことをチェックしておくことでトラブルや後悔を防ぐことができます。

見た目だけで判断しない

歯並びだけを重視して治療を開始せず、骨格にも問題がないかどうか精密検査でしっかり診断を受けましょう。
また、歯並びの見た目だけが改善されればよいと考える方もいらっしゃいますが、
噛み合わせを整えることもとても重要です。
歯列矯正や外科手術では、歯並びの見た目はもちろんですが整った噛み合わせもめざします。

治療方法によって大きく異なる費用と期間

治療方法によって費用や治療期間が異なりますので、事前にチェックしましょう。

2025年9月現在の当院の費用と平均的な治療期間は、

表側矯正が1,070,000円 (税込1,177,000円)で2~2年半くらい
裏側矯正(舌側矯正)が1,270,000円 (税込1,397,000円)で2~2年半くらい
マウスピース型矯正が900,000円 (税込990,000円)で2~3年くらいです。

術後のイメージを事前にシミュレーションできるかが重要

当院では、裏側矯正(舌側矯正)やマウスピース型矯正を選択いただいた患者様には、
デジタルデータによる歯並びのスキャンを行うため事前にシミュレーションが可能です。

矯正治療を行うとどのように歯並びが改善されるのか事前にわかるため安心して治療がはじめられますよ。

外科手術は怖い…そんな方への選択肢

外科手術に抵抗がある方の選択肢 歯列矯正における3D分析

骨格に問題があるとわかっても外科手術をするのが怖い方も中にはいらっしゃいます。
そのため、無理には外科手術をすすめることはありませんのでご安心ください。

軽度のケースであれば抜歯+矯正で見た目を改善できる可能性もありますので、
外科手術をした場合としなかった場合にどのような歯並びになるのかを

しっかりと事前に確認しておくとよいでしょう。

また、歯科医師の治療のゴールと患者様の治療のゴールが異なることもしばしばあります。
専門的によい見た目や噛み合わせをめざしますが、一番大切なのは患者様が満足にいく治療を受けられることです。
自分のゴール(横顔の印象か、咬合改善か)をはっきりさせて治療方針を選んでいきましょう。

治療の想像がしやすいように医院によっては症例写真・3Dシミュレーションを使ったカウンセリングも可能です。

まとめ

口ごぼは矯正だけで治せるケースもあれば、外科手術が必要な場合もあります。
自分では歯が問題と思っていても精密検査を行ったら骨格に問題があるケースもしばしばあります。

歯並びだけを整えてもいざ治療が終わったら口ごぼが改善されていないと悩まれるリスクも考えられます。
大切なのは「歯」だけでなく「骨格」まで診断できる矯正専門医のもとで相談することです。

自分の理想の横顔・笑顔を実現するためにも、まずは一度ご相談ください。

当院では、矯正治療を開始する前にカウンセリングの時間を設けています。
その後、前向きに治療に進まれる方には精密検査を行い詳しい治療計画や期間をお伝えいたします。

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