投稿日:2024.9.16
オープンバイトはどうやって矯正で治していくの
「前歯で食べ物を嚙み切れない」「発音しにくく、他人に滑舌が悪いと指摘された」
その症状、もしかしたらオープンバイトかもしれません!
オープンバイトになると、食事や発音に支障が出やすいといわれています。
さらに症状を放置することで、さまざまな問題が発生する危険性まであります。
では、オープンバイトを治すためにはどうすればいいのでしょうか?
今回は、オープンバイトについて深く掘り下げていくとともに、
矯正によってどのように治していくかまで紹介していきます。
少しでも口元に違和感をお持ちの方は、ぜひ最後までお読みください。
目次
オープンバイトってなに?
オープンバイトは「開咬」とも呼ばれており、不正咬合の一種に該当します。
口を閉じたときに奥歯は噛んでいるのに前歯は噛んでおらず、
上下の前歯の隙間が常に開いている状態が特徴的です。
前歯が噛み合っていないと食べ物を前歯で噛むことが難しいだけではなく、
滑舌も悪くなりやすいなど生活に支障が生じてしまう可能性が高いでしょう。
オープンバイトになる大きな3つの原因
オープンバイトの罹患者は、およそ20人に1人の割合でいるといわれており、
そこまでめずらしい症状ではありません。
実は、受け口よりもオープンバイトのほうが罹患者が多いという事実もあり
「気づかないだけで自分もオープンバイトだった」という話もよく耳にします。
では、なぜオープンバイトのような症状が起こるのでしょうか?
ここからは、オープンバイトを引き起こす原因について紹介します。
原因①「先天的な骨格遺伝」
生まれつき、あごの骨に問題が生じている場合、オープンバイトのリスクを引き起こす可能性が高いといわれています。
もし両親のどちらかがオープンバイトである場合、遺伝が疑われるでしょう。
しかし、オープンバイトの多くは遺伝よりも後天的な原因が大きいです。
後天的な原因については、後述にて紹介します。
原因②「幼少期の指しゃぶり」
幼少期において指しゃぶりを経験されてきた方も多いでしょう。
この指しゃぶりもオープンバイトの原因をつくってしまう原因になります。
通常であれば、3歳頃まで指しゃぶりをしますが、それ以降指しゃぶりの癖が抜けずにつづけていると
歯並びや骨格の成長に悪影響が及ぶ危険性が出てくるでしょう。
指しゃぶりがオープンバイトに影響する理由として、上下の前歯が指の圧力によって動いてしまうことが挙げられます。
4歳を超えても指しゃぶりの癖が抜けないお子さんは、注意が必要です。
原因③「舌癖習慣」
舌癖とは、通常の舌の動きではなく不自然な位置に舌を動かす癖をいいます。
一般的に、舌の位置は上の口蓋部分に触れる程度の状態が正常です。
しかし、舌癖を持つ方は歯の裏側に舌を無意識に押しつけている行為が多いことから、
舌の圧力によって歯が動いてしまいます。
そのため、長期間同じように歯を押しつけてしまうとオープンバイトを引き起こしてしまいやすいのです。
オープンバイトは自力で治せるの?
「指しゃぶりや舌癖で歯が動くならオープンバイトを自力で治せるのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
しかしながら、結論からいうとオープンバイトは自力で治すことはできません。
世間では、オープンバイトを治す方法として輪ゴムや割り箸などのグッズを使用して治す方法が紹介されています。
みなさんもご存じの通り、歯は長い時間をかけて動いていきます。
本来であれば、長期間かけて適切な位置に歯を動かす必要があるのです。
歯や口のなかの知識がない状態で自力で動かそうとすれば、
いまよりもおかしな位置に歯が動いてしまったり炎症を起こしたりするなど、どうしてもリスクが伴います。
取り返しのつかない状態になれば、見た目にも機能的にも支障が及んでしまうでしょう。
最悪な結果を招く前に、適切な治療を受けることをおすすめします。
オープンバイトは矯正でどう治していくの?
では、実際にオープンバイトはどのような方法で治していくのでしょうか。
症状別によって適切な治療法が異なります。それぞれみていきましょう。
軽度のオープンバイト
軽度の場合、食べ物が前歯でうまく噛めない、発音しにくいといった症状である場合がほとんどです。
担当医に軽度と判断された場合は、マウスピース型矯正で治療できる可能性があります。
マウスピース型矯正とは、透明のマウスピースを毎日20時間以上装着し、歯を動かしていく治療法です。
矯正治療と同時に口周りの筋肉トレーニングを併用していくと、より効果的でしょう。
中等度のオープンバイト
中等度は軽度より症状が進行し、口を閉じる力が弱まることで口呼吸を併発している状態です。
矯正治療ではマウスピース型矯正のほかにワイヤー矯正も視野に入れる必要があります。
口周りの筋肉トレーニングもつづけるべきですが、どちらかというと専門的な矯正治療がメインになるでしょう。
重度のオープンバイト
重度の場合は、骨格的な問題を伴う場合が多いです。
さらに日常生活を送ることも難しい状態になっている可能性が高く、矯正治療のほかに外科手術が検討されるでしょう。
オープンバイトを放置するとどんなデメリットがある?
オープンバイトの治療法を紹介しましたが、
治療法を知ると「治療が怖い」「治療自体が嫌」と治療に前向きになれない方もいると思います。
オープンバイトは自力で治すことが難しく、矯正治療で治すこと以外で最適な治療法はありません。
では、もし治療せずにオープンバイトをそのまま放置してしまうと、どのようなデメリットが出てくるのでしょうか?
考えられるリスクについて紹介します。
デメリット①「口呼吸」
実は、オープンバイトは口呼吸が原因でなる可能性があります。
そして、反対にオープンバイトが原因で口呼吸が進行しやすくなるなど、切っても切れない関係性にあたるのです。
オープンバイトは冒頭でも触れた通り、奥歯では噛んでいるものの前歯が噛み合わないという特徴をもっています。
口を閉じることが難しくなることから常に口が開いた状態がつづき、やがて口呼吸を引き起こしてしまうのです。
口呼吸が常態化すると、口のなかが常に乾燥しやすくなります。
乾燥した環境が持続すると細菌が繁殖しやすくなり、口臭につながる可能性も高くなるでしょう。
デメリット②「虫歯や歯周病のリスク」
口呼吸で口のなかが乾燥すると、細菌が繁殖するとお話しました。
唾液が十分ではない環境下では、やがて虫歯や歯周病を発症してしまいやすくなります。
「ちゃんと磨いているから大丈夫」と思っていても、唾液が少なければ口のなかのトラブルを招きやすいといえます。
口のなかの健康を損なわないようにするためにもオープンバイトの放置は危険です。
デメリット③「ほかの治療した歯にも影響が出る」
オープンバイトは、前歯を使うことがないため奥歯に負担がかかるようになります。
もし奥歯を治療したとしても、その歯に影響が及ぶ可能性が高くなるのです。
たとえば被せものが割れたり歯が欠けたりするなど、せっかく治してもまた治療する必要が出てくることがあります。
最終的に抜歯の選択もあるため、奥歯の負担を減らすためにもオープンバイトは放置しないようにしましょう。
デメリット④「顎関節症」
オープンバイトの場合、奥歯ばかりを使うため負担を強いられるようになります。
その状態がつづくと顎関節にまで負担が波及し、顎関節症を引き起こす可能性が高くなるでしょう。
顎関節症になると口を開けるだけで痛みが走り、思うように口を開けられないなど、
いまよりも日常生活に支障をきたす可能性が高いです。
オープンバイトを治したいとお考えの方は、当院までお気軽にご相談ください
オープンバイトは不正咬合のなかでも早めに治したほうがいい症例です。
そのまま治療せずに自力で治そうとしたり放置したりすれば、いまよりも悪化することは間違いありません。
早めに治療をすれば、見た目や機能面が改善されて悩みのない口元に変えることが可能です。。
当院では、最初にカウンセリングの時間を設けています。
患者さまの口のなかの状態を検査し、最適な治療法をご提案させていただきますので安心して治療に臨むことが可能です。
少しでも治療に対して疑問や不安がございましたら、お気軽にご質問ください。
みなさまからのご予約をスタッフ一同お待ちしております。
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