投稿日:2025.5.2
歯列矯正で歯の隙間が埋まらないまま終了?
歯列矯正が終わった後に「歯に隙間がある……?」と感じる場合があります。
歯列矯正は、2~3年間の治療になることも多く、
気になる部分があると不安になってしまうこともあると思います。
ただし、歯列矯正では歯に隙間が埋まらない原因がある場合があり、
その原因によって対処方法もありますので、解説させていただきます。
目次
歯列矯正後に歯に隙間が残ってしまう原因
矯正後に隙間が残る原因はいくつかありますので、その6つの原因について詳しくご紹介します。
歯の形や大きさの問題
歯の形や大きさには個性があるため、細長い歯や「矮小歯」と呼ばれる小さい歯の場合、
歯列矯正を行った後に隙間が生じる場合があります。
特に、前歯と側面の歯の形状のアンバランスさが隙間を生じやすくします。
この場合、治療計画の段階で歯の大きさを考慮して治療計画を立案する必要があり、
補助的な治療が必要になる場合があります。
当院では、治療前にシミュレーションを行い、患者様に治療のイメージを確認していただきます。
治療の予想の動画を確認することで、治療のゴールを把握しやすくなり、
こんなはずではなかったということを予防します。
角度や傾きが調整しきれていない
歯の根の形や角度が異なっている場合にも隙間が生じる原因になることがあります。
歯の位置が通常の位置から大きくずれている場合や歯の根の形が曲がっている時には、
歯並びを整えるのに時間がかかる場合があります。
そのため、治療計画の段階でどのように歯にアプローチをするのか十分に検討する必要があります。
治療の中断・装置の不使用
ワイヤー矯正の場合には、1ヶ月に1度程度調整が必要です。
その期間が大幅に開いてしまうと、正しい矯正力がかからず、
元に戻ろうとする力が働いてしまい、隙間が開いてしまう場合があります。
また、マウスピース型矯正の場合は、取り外しが可能な矯正装置のため、患者様の協力が必要不可欠です。
1日20~22時間の装着が必要ですが、食事の後など外している時間が長くなると、
正しい矯正力が働かず、治療計画通りに動かない可能性があります。
また、さらに装置をつける時間が長くなってしまうと、マウスピースが合わなくなる場合があります。
そうすると、マウスピースの作り直しが必要ですが、そのまま放置してしまうと、
歯並びに隙間ができたり、整った歯並びにならないままになってしまったりすることがあります。
そのため、調整に通う頻度や治療の装置のきまりをきちんと守って矯正治療を行いましょう。
治療中の歯ぎしりや食いしばり
矯正治療が順調に進んでいても、思いもよらない力がかかっている場合があります。
それは、寝ている時に歯ぎしりや食いしばりです。
無意識のうちに強い力が加わっているため、体重以上の強い力がかかっていることもあります。
歯列矯正の矯正力は、歯に負担がかからないように適切な力を持続的にかけますが、
歯ぎしりに強い力がかかっていると、矯正治療が治療計画通りに進まない場合や隙間が開いてしまうことが考えられます。
抜歯矯正によるスペースの隙間が埋まらない
歯列矯正をする際に顎の大きさと歯の大きさ、歯を並べるスペースを考慮した上で、
歯列を整えるスペースが足りない場合には、抜歯が検討されます。
後戻りで隙間ができるケース
歯列矯正で歯並びが整ったばかりの時期は、まだ歯が安定しておらず、後戻りの可能性があります。
そのため、リテーナーという保定装置をつけるのですが、保定装置をつける時間が短かったり、
つけるのを止めてしまったりすると後戻りをしてしまう可能性があり、隙間ができる場合があります。
リテーナーは、取り外し式のことが多いですが、決められた時間必ず装着するようにしましょう。
また、紛失した場合にはすぐに歯科医院に連絡して新しいリテーナーを製作するようにしてくださいね。
歯の隙間が気になる時の対処法
歯の隙間が気になる時の症状によって対処法が異なりますが、4つの対処法をご紹介します。
リテーナーの再作製・調整
後戻りによる隙間の場合には、リテーナーの調整や再製作をして隙間が改善する場合があります。
症状によっては、矯正装置が必要な場合がありますが、
マウスピース型矯正の場合には追加のマウスピースで対応できる場合もあります。
レジンによる修復
歯の隙間に程度にもよりますが、歯科用レジンで修復して隙間を埋める方法があります。
虫歯の治療などにも使われる材料で、修復することができます。
部分矯正などの再矯正
部分矯正は、気になる一部分を矯正する方法です。
隙間が気になる部分に矯正装置をつけることで改善が見込める場合もあります。
部分矯正は、装置をつける場所が少ない、歯を動かす距離が少ないなどの理由から治療期間が短くなる特徴があります。
悪習癖の改善(MFT:口腔筋機能療法)
舌で歯を押すくせなど、歯並びが悪くなる悪習癖が残っていると歯並びに影響を及ぼすことがあります。
舌の正しい位置は、上顎の少し出ている部分ですが、舌が下がるくせがついているとその位置につきにくい場合があります。
その場合、口腔筋機能療法を行い、口周りや舌の筋力のバランスを整えます。
矯正後のケアと予防策
リテーナーの正しい装着
リテーナーは、矯正期間と同様に大切な期間です。
取り外し式のため、患者様の協力が必要で、歯並びが整っているからと装着しない時間が長くなってしまうと後戻りの原因になります。
そうすると、隙間があいたり、歯が凸凹してきたりする場合があります。
そのため、リテーナーは決められた時間装着しましょう。
歯が安定してくると、就寝中だけなど時間が短くなる場合もあります。
定期的な検診
歯並びは生活習慣やお口の状況で少しずつ変化することがあります。
例えば、歯周病になって進行すると、歯がグラグラするため、歯並びに影響を及ぼすことがあります。
また、虫歯が悪化して片方ばかりで噛むくせがついていると、
噛み合わせのバランスが変わってしまうこともあります。
定期的な検診を受けていると、自分では自覚症状がない程度の段階でも
早期発見・早期治療をすることができるため、トラブルを未然に防ぐことにつながります。
また、歯並びだけでなく、虫歯や歯周病も確認してお口の中の健康を維持しましょう。
正しいセルフケア
矯正期間中は、装置や歯に汚れが付かないように調整に通っている時にブラッシング方法の確認をします。
汚れがついている部分を把握していただき、その部分の歯ブラシの当て方や歯間ブラシ、
デンタルフロスの使用方法なども確認します。
矯正装置がついている時も専用のデンタルフロスを使用することで汚れを除去できますので、
ご希望の方はお気軽にご相談ください。
歯列矯正で歯の隙間が埋まらないまま終了?まとめ
歯列矯正が終わった後に歯に隙間ができると心配だと思いますが、
矯正装置を調整したり、追加のマウスピースを使用したりすることで、改善が見込める場合もあります。
また、治療計画を立案する時にシミュレーションをして治療の予想を確認出来るため、
治療のゴールを共有することができます。
歯の大きさや形などで患者様の条件は一人一人違うため、患者様の歯並びに合った矯正の治療をご提案いたします。
カウンセリングでは、今のお悩みとなりたい歯並びについてご相談させていただき、
よりよい治療方法をご提案いたしますので、歯並びが気になる方はお気軽にご相談ください。
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