投稿日:2025.6.3
最近よく聞くガミースマイルって何?矯正との関係は?
みなさん、こんにちは。東京都の新宿駅にある歯医者、新宿歯科・矯正歯科です。
最近、SNSやインターネットなどで目にする機会が増えてきた「ガミースマイル」。
「笑うと歯ぐきが目立つのが気になる…」「これって治せるの?」と悩む方もいるのではないでしょうか。
‘‘ガミースマイル”は歯並びや噛み合わせ、さらには矯正治療とも関係があります。
そこで今回は、ガミースマイルの原因・種類・治療法、そして矯正との関係について、わかりやすく解説していきます。
目次
ガミースマイルとは?
ガミースマイルとは、笑ったときに上の歯ぐき(上顎の歯肉)が過剰に見える状態のことを指します。
一般的には、笑ったときに歯ぐきが3mm以上見える場合をガミースマイルと診断することが多いです。
見た目の印象
・歯ぐきの赤みが目立って清潔感に欠ける印象になりやすい
・歯ぐきが気になって自信を持って笑えなくなる場合がある
・口元を手で覆ってしまうことがある
といった悩みを抱える方が多く、審美面でも気にされやすい症状の一つです。
ガミースマイルの原因
ガミースマイルは、単に「歯ぐきが大きい」というだけではなく、
いくつかの原因が組み合わさって起こっていることが多いでしょう。
その原因によって対処法も異なるため、原因を正しく見極めることが治療の第一歩になります。
歯の位置や角度
歯が本来の位置よりも下がっていたり(挺出)、傾いていたりすると、歯ぐきの露出が増えてしまいます。
また、噛み合わせが深いディープバイトという状態もガミースマイルを伴っていることが多いです。
この場合、歯並びを整えることで歯ぐきの露出も改善できる可能性がありますので、矯正歯科医院に相談しましょう。
骨格の問題(上顎の過成長)
骨格的な問題がある場合には、遺伝的な要因も関係していることが多く、
ご家族の方にガミースマイルの方がいる場合には、骨格の問題がある可能性があります。
原因の一つが、上顎が縦に長く成長してしまっているケース(垂直的過成長)です。
このタイプは骨格的な問題であるため、外科矯正を組み合わせて行う必要がある場合もありますが、
歯科矯正用アンカースクリューを使用することで対応できるケースも増えてきています。
上唇の動きが過剰
笑ったときに上唇が上がりすぎてしまうと、歯ぐきが必要以上に露出してしまいます。
これは唇の筋肉(上唇挙筋)の発達しすぎていることが原因と考えられています。
出っ歯で唇が閉じにくい
出っ歯によって唇がうまく閉じられないと、笑ったときに上唇がさらにめくれ上がりやすくなり、
歯ぐきの露出が強調されることがあります。
これがガミースマイルの一因になることがあります。
ガミースマイルのデメリットとは
笑ったときに歯ぐきが強調される
歯と歯ぐきのバランスが不自然に映ったり、笑顔が「歯ぐきだらけ」に見えてしまったりすることがあります。
特に写真や会話中に口元が気になることで、人前で笑うのをためらうようになる場合もあります。
唇が閉じにくく、口呼吸になりやすい
ガミースマイルの方は、唇が自然に閉じにくい傾向があります。
そのため、日常的に口がポカンと開いてしまうことがあります。
そうすると、口呼吸の癖がついてしまい、のどが乾きやすくなったり、鼻呼吸が妨げられたりする場合があります。
歯周病やむし歯のリスクが高まることも
口が乾燥しやすく、細菌が増殖しやすくなり、歯ぐきが炎症を起こしやすい環境になっていることがあります。
また、歯の清掃がしにくい位置にあるため、プラークが溜まりやすい場合もあります。
さらに、口呼吸が習慣化している方は、唾液が口内を潤せず、むし歯や口臭が発生しやすい傾向もあります。
笑顔に自信が持てず、コミュニケーションに影響
「笑ったときに歯ぐきが見えるのが恥ずかしい」と感じることで、口元を隠して笑ったり、
人と話すこと自体を避けたりするようになる人もいます。
そのため、見た目のコンプレックスが自己肯定感に影響する場合があります。
ガミースマイルと矯正治療の関係
ガミースマイルは矯正治療で改善できるのでしょうか?
ガミースマイルの「原因によっては十分に改善が可能」になります。
歯の位置・角度が原因の場合
前歯が本来の位置よりも下に生えている、または前方に傾いている場合、
笑ったときに歯ぐきが必要以上に見えることがあります。
このようなケースでは、矯正治療で前歯を適切な位置に引き上げたり、
傾きを整えたりすることで、歯ぐきの露出を抑えることが可能です。
対応できる矯正方法
ワイヤー矯正
歯の動きを精密にコントロールしやすく、複雑な歯の位置の修正に向いています。
新宿歯科・矯正歯科では、表側矯正、裏側矯正(舌側矯正)の両方に対応しています。
裏側矯正(舌側矯正)は、歯の裏側に矯正装置がつくため、矯正装置が見えにくい方法です。
矯正装置の見た目が気になって迷っている方におすすめの治療法です。
マウスピース型矯正
薄い透明のマウスピースを使用して、少しずつ形の違うマウスピースに交換することで歯並びを整える方法です。
取り外しができる分、食事や歯磨きの時は矯正前と同様に過ごすことができますが、自己管理が必要な方法です。
1日20~22時間の装着が必要なため、決められた時間マウスピースを装着できていないと
治療計画通りに歯が動かない可能性があります。
上顎の骨の成長が原因の場合
骨格的な問題があるガミースマイルは、上顎が下方向に伸びすぎているため、笑ったときに歯ぐきが見えやすくなります。
このようなケースでは、矯正治療だけでは改善が難しく、外科手術との併用が必要になる場合があります。
外科的矯正治療
上顎の骨を適切な位置に移動させる手術を行い、その後矯正治療で歯並びや噛み合わせを整える方法です。
成長期の早期治療
小児や思春期などの成長期には、「上顎の成長をコントロールする装置」を使って、
骨の過成長を抑えることが可能な場合もあります。
お子さまの成長を味方につけた治療ですが、顎の成長は終わってしまうとこの治療法はできないため、
ガミースマイルが気になる場合には、早めに矯正歯科に相談しましょう。
上唇の過活動が原因の場合
上唇の過活動が原因の場合、骨や歯並びに問題はないものの、
唇の動きが活発すぎることで歯ぐきが見えやすくなってしまいます。
このケースは、矯正治療単独では改善が難しいことが多く、口周りの筋肉の動きを抑える処置が必要になります。
注射による治療
筋弛緩作用のある製剤を注入して、筋肉の動きを抑制します。
効果は一時的(3〜6ヶ月)ですが、メスを使わずに改善が見込めます。
持続させたい場合には、継続して治療が必要です。
最近よく聞くガミースマイルって何?矯正との関係は?まとめ
ガミースマイルは、原因によって治療方法が大きく異なるため、まずは的確な診断が重要です。
「ガミースマイル=歯ぐきの問題」と思われがちですが、歯並びや骨格、筋肉の動きなど複数の要因が絡んでいます。
歯科矯正は、これらのうち「歯や顎の位置」に関わる部分を改善する方法です。
矯正治療によって歯の位置や噛み合わせを整えることで、歯ぐきの見え方が自然になり、
笑顔に自信を取り戻すことができるケースは多くあります。
見た目の悩みが解消されるだけでなく、口元全体の機能やバランスが整うことも大きなメリットです。
新宿歯科・矯正歯科では、幅広く矯正治療を行っていますので、
表側矯正以外にも裏側矯正(舌側矯正)にも対応しています。
患者様の歯並びの状態とご希望に応じて矯正方法のご提案をさせていただきますので、
歯並びが気になる方は一度お気軽にご相談ください。
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