投稿日:2025.5.13
矯正したら矯正中または矯正後ブサイクになった?その理由と対処法とは
みなさん、こんにちは。東京都の新宿駅にある歯医者、新宿歯科・矯正歯科です。
矯正は、審美的な面も考慮しながら、噛み合わせのバランスを整えるため、健康と審美性を兼ね備えた大切な治療です。
しかし、SNSや口コミなどで「顔が変わって違和感がある」
「矯正したらブサイクになった」という書き込みを見たことがあるかもしれません。
実際に、矯正中や矯正後に「なんだか前より顔が変わった気がする」と感じて不安になる患者さんもいらっしゃいます。
そこで今回は、矯正後の「ブサイクになった?」と感じる理由とその対処法についてご紹介します。
目次
「矯正してブサイクになった」と感じる可能性がある3つの理由
頬がこけたように見える(ボリュームの変化)
特に出っ歯の方に多い変化ですが、口元の突出感が改善すると、
矯正後に「頬がこけた」「やせたように見える」と感じる場合もあるでしょう。
これは、歯列が整い、口元が変化したことで、頬の筋肉や皮膚の支えが変化するために起こる現象です。
特に、もともと顔が細めの方や痩せ型の方では、前歯を内側に動かした結果、
頬のボリュームが減って見える傾向があります。
口元が下がることで、相対的にほうれい線が目立ったり、老けたように感じたりする場合も考えられます。
これは見慣れない自分の顔に対する違和感であることも多く、
時間の経過とともに気にならなくなるケースが多いでしょう。
表情筋のトレーニングなどで改善する場合もあるため、口周りのトレーニングを行いましょう。
無理な非抜歯矯正で「出っ歯」のようになってしまった
出っ歯を治す目的で始めた矯正でも、「逆に口元が出た気がする」と感じる場合があります。
これは、非抜歯矯正で無理に歯を並べた場合、前歯全体が外側に押し出されてしまうためです。
抜歯を避ける治療にはメリットもありますが、
歯が並ぶスペースが足りない状態で歯を並べると、口元が前に膨らんだ印象になります。
また、かみ合わせが浅くなることで、口が閉じにくくなるケースも考えられます。
この違和感を避けるためには、治療前にセファロ分析や横顔のシミュレーションをしっかり行うことが大切で、
見た目の変化を含めた予測を患者と共有することが重要です。
治療前に治療のシミュレーションを見ることができると、
治療後のイメージが付きやすく、治療のゴールが相違してしまうことを防げるでしょう。
すでに違和感がある場合は、微調整や治療後のイメージについて確認してみましょう。
歯の移動過程で違和感がある
矯正中に「前より顔のバランスが悪くなった気がする」と感じることもあるでしょう。
しかしそれは、治療の“途中経過”で一時的に違和感がある可能性が高いです。
歯列矯正では、まず歯列に沿って歯を並べて、あとから細かく調整するのが一般的な流れです。
そのため、見た目が大きく変化する期間が存在します。
例えば、前歯が内側に倒れる・かみ合わせが一時的に不安定になる・左右差が目立つ、などはよくある過程です。
治療途中の不安は、担当歯科医師と経過写真を見ながら確認し、納得しながら進めていきましょう。
歯ぐきが下がってしまった
矯正後に「歯が長く見える」「歯ぐきが下がった気がする」と感じることがあります。
これは「歯肉退縮(しにくたいしゅく)」と呼ばれ、歯の移動によって歯茎がやや下がることがあるためです。
日本人は、歯を支えている骨や歯ぐきが薄いといわれています。
そのため、歯を動かせる範囲が狭く、歯ぐきが痩せやすい特徴があります。
とくに、年齢を重ねてからの矯正や、歯周病傾向がある場合、過度な力で歯を動かした場合などに起こりやすくなります。
歯ぐきが下がると、歯の根元が露出することで知覚過敏が出ることもあります。
歯ぐきが下がると見た目にも影響しますが、
適切なブラッシング指導・歯周管理・矯正力の調整によりリスクは低減できます。
見た目の仕上がりを左右する治療設計のポイント
抜歯矯正と非抜歯矯正で口元の印象が変わる
矯正では、歯を並べるためのスペースを確保するために「抜歯をするか」の判断が重要です。
特に、出っ歯のケースでは、第一小臼歯などを抜歯して前歯を後方に移動させる
「抜歯矯正」が選択されることがあります。
この方法では、横顔のEライン(鼻先と顎先を結んだライン)との調和が取りやすくなり、
スッキリとした印象の口元を目指すことができます。
ただし、過度に下げすぎると口元のボリュームが失われてしまい、
寂しく見えたり老けた印象になったりすることがあります。
一方で、「できれば歯を抜きたくない」という希望から非抜歯矯正を選んだ場合でも、
歯列の拡大や前歯の前方移動によって、逆に“口元が前に出てしまったように見える”ケースもあります。
非抜歯で無理に歯を並べると、顔のバランスに影響が出やすく、
見た目の満足度が下がるリスクがあるため注意が必要です。
このように、「抜歯あり/なし」の判断は、単に歯並びだけでなく、
顔全体の印象・バランスに大きく影響する選択になります。
だからこそ、治療を始める前に「どれくらい前歯を引っ込めたいか」「Eラインの理想はどこか」
「笑った時の見え方はどうか」など、患者さんの希望と現実的な治療効果を擦り合わせることが非常に大切です。
その判断は、歯科医師の診断力・経験や審美的感覚と、
患者様の理想をすり合わせながら治療のゴールを決定する必要があります。
セファロ分析やフェイスラインの確認が大切
矯正治療で見た目の変化を事前に把握するためには、
「セファログラム(頭部X線規格写真)」を用いたレントゲンの顔貌分析(セファロ分析)が大切です。
セファロ分析では、骨格の前後的・垂直的なバランス、歯の傾き、顎の位置関係などを数値で評価することができます。
これにより、矯正によってどのような顔貌変化が起こるかの“予測”が可能になります。
また、インビザラインなどのマウスピース矯正では、
デジタルシミュレーション(クリンチェック)を使って前後の見た目の変化を3Dで治療前に見ることができ、
患者様と治療のイメージを共有しやすくなっています。
このような顔貌全体を意識した診断と計画立案を行うことで、
「想像していた仕上がりと違った」「前よりバランスが悪くなった」という患者の不満を未然に防ぐことができます。
矯正治療は、ただ歯を並べるだけではなく、「美しさと機能を両立させた最終形」をどう導くかが重要です。
そのためにこそ、事前の精密分析と丁寧なカウンセリングが鍵を握っています。
矯正治療で“なりたい自分”に近づくために
「矯正したらブサイクになったかも…」と不安に感じる気持ちは、とてもよくわかります。
ですが、それは“理想の自分とのギャップ”や“変化への順応の途中”にすぎないこともあります。
矯正治療の目的は、単なる「歯並びの整列」ではなく、
健康的な噛み合わせ・機能美・そして自分に自信を持てる笑顔の獲得にあります。
違和感を覚えたら、一人で抱え込まず、治療を担当した歯科医師と一緒にその理由を確認し、必要な対応を取っていきましょう。
まとめ
矯正後に“ブサイクになった”と感じる原因は、顔貌の変化・頬のボリューム変化・見慣れない違和感が主な理由でしょう。
治療前のシミュレーションや分析不足が原因であることもあるため、計画段階からの共有が大切です。
不安を感じたら早めに相談をしましょう。多くは調整や時間の経過で解決するケースが考えられます。
矯正治療はあなたの未来の笑顔をつくるプロセスです。
不安も戸惑いも、丁寧に向き合っていくことで、きっと“やってよかった”と思える結果につながるはずです。
新宿歯科・矯正歯科では、裏側矯正(舌側矯正)、表側矯正、
マウスピース型矯正など豊富な治療実績がありますので、ご希望の方はお気軽にご相談ください。
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・裏側矯正歴16年、症例数20,000件以上
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